はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン失速、パウエル発言と原油高が市場直撃|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

クリプト市場マーケットレポート(3/19日 AM10時執筆)

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。

ビットコイン(BTC)は7万ドル付近まで下落し、円建てでは一時60万円幅の下落となった。

出典:Coinpost Terminal

背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを発表した後の記者会見において、「原油価格の大幅な上昇を反映して、短期的なインフレ期待の指標が上昇している」と述べたことがある。この発言を受け、市場では金融引き締め長期化への警戒感が強まり、米国債利回りが上昇した。その結果、金利を生まないビットコインは相対的に売られやすい展開となった。

加えて、イスラエルがイラン南部の世界最大級のガス田を攻撃したと報じられたことを受け、WTI原油先物は100ドル近くまで上昇した。これが電力コストの上昇を通じてマイナーの採算を圧迫するとの警戒を呼び、ビットコイン相場の下押し材料となった。

関連:ビットコインのハッシュレートが8%低下、エネルギー高騰とマイニング業界の依存度

3月18~3月19日相場状況

オプション市場を見ると、コールポジションは徐々に積み上がっており、PCR(プット・コール・レシオ)も低下傾向にある(下画像黄矢印)。今回の下落局面にもかかわらず、市場参加者の一部では強気姿勢がむしろ強まっていることがうかがえる。

デリバティブ市場では、成行注文によって形成されたアクティブ建玉(OI)が減少しており、積極的に方向感を取りにいくというよりは、様子見姿勢の強い展開であるとみられる。

他のアセットクラスとの2カ月ベースの相関を見ると、S&P500とは-0.09、金(ゴールド)とは-0.25、原油は-0.24となっており、いずれとも強い相関関係は確認されていない。

足元のビットコインは、地政学リスクの高まりを追い風としつつも、原油高や金融引き締め懸念を逆風として受ける構図にあり、他資産とは異なる独自の値動きを形成している。

現状分析(3/19日 AM10時)

足元では、中東情勢を背景とする地政学リスクの継続が、「無政府資産」としてのビットコインに一定の追い風を与えている。一方で、原油価格の上昇はコストプッシュ型のインフレ圧力を高め、マイナーの採算悪化懸念を強めるとともに、金融引き締めへの警戒感を市場に生じさせている。

その結果、ビットコインは買い材料と売り材料が交錯するなかで、独自の価格形成を続けている状況である。

  • 3/19日 日銀政策決定会合
  • 3/19日 ECB政策決定会議
  • 3/24日 米PMI(購買担当者景気指数)

関連:米クラリティー法案、4月採決へ「5月が事実上の期限」

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

🌿 SBIアラプラス
今なら定期コース初回が特別価格でお試しいただけます
相場疲れの方におすすめサプリ 相場が動くたびにチャートから目が離せない、食事や睡眠時間が不規則になりがち——そんな生活リズムの乱れで体調不良にお悩みの方はいませんか?SBIグループが手がける機能性表示食品ブランド「アラプラスシリーズ」は、血糖値・疲労・睡眠など複数のコンディションをサポートするラインナップを展開。 SBIホールディングスの株主優待にも選ばれる自信作「アラプラス」の定期コース初回が、今なら66%超の大幅割引でお得に始められます。 【初回割引】定期コースでアラプラスを始める 他のおすすめラインナップはこちら
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/10 金曜日
20:00
産官で語る円ステーブルコインの現在地、機関投資家参入と通貨主権|TEAMZ WEB3/AI SUMMIT 2026
TEAMZ SUMMIT 2026のパネルセッションにJPYC岡部氏、Progmat齊藤氏、財務省鳩貝氏が登壇。100万円制限の突破策、日銀当座預金のトークン化、円をグローバル2位のステーブルコインに育てるビジョンを議論した。
18:40
業界キーパーソンがステーブルコインとAI決済の未来を議論|TEAMZ WEB3/AI SUMMIT 2026
TEAMZ SUMMIT 2026のXRP Tokyoパネルで、楽天ウォレットがXRPを含む5銘柄の現物取引を来週から開始すると表明。SBI VCトレードはRLUSDを今年中に取り扱い開始する方針を示した。
17:55
ホワイトハウス、職員にインサイダー取引を警告 イラン停戦前の不審取引が発端=報道
ホワイトハウスがイラン停戦前の原油先物や予測市場での不審取引を受け、機密情報を利用したインサイダー取引を禁じる内部通達を全職員に発出した。
16:47
TORICOが約82ETHのイーサリアム追加取得、累計保有約2562ETHに
TORICO(7138)が2026年4月9日にETH約81.96枚を追加取得。累計保有2,562ETH・総取得額11.1億円に。ステーキング収入も獲得し、ETHトレジャリー戦略を継続。
16:12
プロトコル変更不要の量子耐性ビットコイン取引手法、研究者が新たに提案
スタークウェアCPOのアヴィフ・レヴィが、プロトコル変更不要でビットコイン取引を量子耐性化する手法「QSB」をGitHubで公開。既存スクリプト規則内で動作するが、1取引あたり最大150ドルのGPUコストが課題。
16:05
リップル社のシニアディレクターがXRPLの拡大戦略を語る|TEAMZ WEB3/AI SUMMIT 2026
RippleのChristina Chan氏がXRP Tokyo 2026に登壇。AIエージェント間決済の基盤としてのXRPの役割と、10億ドルのエコシステムファンド、日本の金融インフラ支援プログラムを解説した。
15:30
OKJがGMT(ステップン)を国内初上場 4月20日より取引開始へ
OKJ(OKコインジャパン)は2026年4月20日17時より、ステップン(STEPN)のガバナンストークンGMTの取扱いを国内初で開始する。取引所・販売所・積立・入出庫に対応し、SolanaおよびPolygonネットワークをサポート。
14:24
メタ、最新モデル「Muse Spark」発表 AI戦略刷新で巻き返しなるか
米テック大手Metaが、昨年設立された新AI研究部門「メタ超知能ラボ」が初めて開発した最新AIモデル「Muse Spark」を発表した。新たなAI戦略により、わずか9ヶ月で開発されたこのモデルだが、限定分野では競合AIを上回る性能を見せている。
14:09
トランプ大統領、ミームコイン「TRUMP」保有者との昼食会へ 出席可能か疑問も浮上
トランプ大統領は4月25日、ミームコインTRUMP上位保有者向け昼食会を開催予定。同日のホワイトハウスにおけるディナーと両方に出席できるのか一部で疑問視されている。
13:53
仮想通貨を金融商品に、金商法改正案を閣議決定 インサイダー規制・罰則強化へ
政府は4月10日、暗号資産(仮想通貨)を金融商品として初めて規制する金融商品取引法の改正案を閣議決定した。インサイダー取引の禁止や発行者への情報開示義務化、無登録業者への罰則強化(最大10年・1000万円)が柱。今国会で成立すれば2027年度施行の見通しで、2028年の20%分離課税とあわせた制度整備が本格的に動き出す。
09:29
モルガン・スタンレーのビットコイン現物ETF「MSBT」、上場初日に49億円の資金流入を記録
モルガン・スタンレーのビットコイン現物ETF「MSBT」が4月8日の上場初日に約49億円の資金流入を記録。業界最安の手数料で提供しており競争激化が予想される。
09:26
米財務長官、「トランプ大統領にクラリティー法案の回付を」
スコット・ベッセント米財務長官は、仮想通貨のクラリティー法案の最終審議を上院銀行委員会で進めるように要請。トランプ大統領に法案を回付するように促した。
06:49
トム・リー率いるビットマイン、正式にNYSEへ昇格
仮想通貨イーサリアム財務企業ビットマインは、正式にニューヨーク証券取引所へ昇格したことを発表。取締役会が満場一致で自社株買い枠の40億ドルへの拡大を承認したことも発表した。
04/09 木曜日
21:00
ファロス・ネットワーク、約70億円のシリーズA調達 住友商事も参加
RWA特化型レイヤー1「ファロス・ネットワーク」が4,400万ドルのシリーズAを完了。住友商事やなどが参加し、累計調達額は5,200万ドル(約83億円)に達した。
18:28
国民民主玉木氏が仮想通貨改革を訴え ETF解禁・レバレッジ緩和・Hyperliquid事例にも言及|TEAMZ WEB3/AI SUMMIT 2026
国民民主党代表の玉木雄一郎氏がTEAMZ SUMMIT 2026に登壇。20%申告分離課税の早期施行(2027年適用)やETF解禁、レバレッジ10倍への引き上げを訴えた。月商150億円のDEX・Hyperliquidを例に金融オンチェーン化の潮流を解説。「暗号資産」から「デジタルアセット」への改称も提案。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧