NY州金融当局が新たなビットライセンス発行|ビットコイン、リップル(XRP)など主要仮想通貨のカストディサービス提供へ
- 新たなカストディサービス提供企業NYDIGがビットライセンス取得
- 米国時間14日、ニューヨーク州金融サービス局が NYDIG Execution LLCと子会社であるNYDIG Trust Company LLCにビットライセンスを認可した。これで14社目のビットライセンスとなった。
NYDIGと子会社がカストディサービス提供目的でビットライセンスを取得
New York Digital Investmentグループの子会社であるNYDIG Execution LLCが通称ビットライセンスと呼ばれる「virtual currency license and a money transmission license」(仮想通貨ライセンス・送金ライセンス)を取得したことが公式文書で発表された。
またNYDIG LLCの子会社であるNYDIG Trust Company LLCが信頼憲章の交付を受けたことも同時に発表された。
ビットライセンスの認可で、NYDIG社はカストディサービス、取引執行サービスを提供することが可能となり、以下の業務をする許可を取得した。
- セルフ・カストディ
- カストディサービス提供を目的とした第三者との契約
- カストディサービス提供を目的としたNYDIG ExecutionやNYDIG Trustとの契約
また上記のカストディ・サービスを以下5つの仮想通貨銘柄に提供する許可が通った。
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- イーサリアム
- イーサリアムクラシック
- リップル
- ライトコイン
文書内ではニューヨーク州金融サービス局(DFS)が既に14のビットライセンスを仮想通貨事業社に認可していると明記されている。
最近ではCoinbaseのカストディ部が同局からビットライセンスを10月下旬に付与されており、既に登録されている業者には、BitFlyer USA や、CoinBase(取引所)、XRP II(米リップル子会社)、Circle(仮想通貨決済サービスを提供)などがある。
ビットライセンスは主に以下のような業務を行うライセンスとして、ニューヨーク州金融サービス局(DFS)より交付される。
- 仮想通貨などの送金業
- カストディ業(保管業者)
- 取引所や交換所の運営
- 仮想通貨の発行や運営
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します