「Bitmain大量解雇」との情報を誇張だとして、一部報道を否定|中国大手メディアが報じる
- Bitmainが大量解雇の噂を一部否定
- 世界マイニング機器最大手のBitmain社が年末に向けて、大量解雇を行うとの噂や報道が相次ぎ、相場の不安材料になっていた中で、中国の有力誌sohu.comが、Bitmain社の発言を引用し、誇張だとして一部否定する内容を掲載した。
Bitmainが大量解雇の噂を一部否定
世界マイニング機器最大手のBitmain社が年末に向けて、大量解雇を行うとの噂が流れた。相場状況悪化の中で、マイニング企業の収益悪化が報道されていた中の噂ということもあり、投資家の不安が高まったことで、相場の不安材料になっていた。
今回の簡単な概要は以下の通りだ。
噂の発端:中国版Linkedin「マイマイ」に、Bitmainと自称する社員からの複数の投稿。
内容:複数の部門が事業から切り離され、部門に属する社員が解雇される。
50%以上の人員解雇
重要点:ビットコインキャッシュのクライアントCopernicusのチームも『全員解雇』という内容が話題に。
ビットメイン社は一部否定
なお中国大手メディアsohu.comの報道では、Dovey Wan氏の噂に関する内容を引用した上で、Bitmain社が以下のように噂を一部否定している旨を伝えた。
sohu.comは、中国の有力誌であり、信憑性の高い情報ソースであるとされている。
メディアが流している(誇張した)噂は事実ではなく、Bitmainは業務の発展に応じて、恒例の人員調整を、年末に行う予定が行われるだけである。
噂の流れに関して
まず、今回の内容に引用された、中国大手ベンチャーキャピタル(VC)の元スタッフであり現米VCを経営しているDovey Wan氏が、12月23日に、ツイッター上でBitmainのリストラについて報告がある。
中国版Linkedin(通常正確な情報)に投稿したBitmainの従業員によれば、Bitmainは来週あたり、リストラを行なう。
また、本当かどうかわからないが、50%以上の解雇も計画中なのか。
こちら「マイマイ 」というのがいわゆる中国版Linkedinとされており、スレッドテーマ「Bitmainに解雇された同僚の統計を見てみよう」内容を見てみたところ、「上海のAI部門が全解雇された」や、「我々の部門も全部切られた」、「AI部門は100人超え」などの発言が見られるが、いつの解雇なのかに関する情報は、この内容の中では確認できない。
また、「解雇は、人数と部門に分かれて、段階的に行なう」のようなコメントもあったという。
同「マイマイ」では、ビットコインキャッシュのクライアントCopernicusのチームも『全員解雇』として話題になっていた。
追記、Bitmainは新たに50%以上の解雇を否定
香港の有力紙SCMPの最新報道 によれば、Bitmainの代表者は、50%以上の解雇といった噂は不実であり、通常の人員整理の背景には、主要な事業に焦点を当てなければならない状況があり、また、周辺事業を切る必要性に迫られていたという側面もあるという。
また、Bitmainは現在行われている人員整理の主な理由は有能な社員を雇うことにあるとも弁明した。
同社は以下のように声明を出している。
2019年を迎えようとしている中、我々は、異なったバックグランドを持つ優秀な社員を雇うため、新入社員を雇う人数を倍増し続けている。
Huobiでもリストラの動き
一方でHuobiグループでも、人員削減の動きが見られる。
ただそれも、貢献度の低い一部社員のみを解雇するとしており、解雇対象となる範囲は限定的だ。同社は、主要事業を進めるため、今後も新入社員を雇い続けるとしている。
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