ビットコイン再度40万円割れ ICOによるイーサリアム大量売却・49.3億円相当のXRPが移動|仮想通貨モーニングレポート
- ビットコイン40万円割れ
- ビットコインは28日、日本時間午前4時に約1万5千円幅の急落、bitFlyer上では一時40万円を下回った。ビットコイン下落に影響しアルトコインも全面安に、週間比でも主要通貨が再度マイナスに転じた。注目ニュースと下落要因となりえたニュースをピックアップ
マーケット情報
12月28日の仮想通貨マーケット情報
ビットコイン
ビットコインは28日、日本時間午前4時に約1万5千円幅の急落、bitFlyer上では一時40万円を下回った。
8時時点のデータは以下の通り。
価格 | 前日比 | |
---|---|---|
現在値 | 399330円 | -5.15% |
日中高値 | 427517円 | |
日中安値 | 397890円 | |
出来高 | 5632億円 | -9.14% |
アルトコイン
ビットコイン下落に影響しアルトコインも全面安に。注目点は週間比で主要通貨が再度マイナスに転じた点で、20%超えを記録するBitcoinCash(ABCとSV)が直近でかなり乱高下している。
本日のニュース(マイナスファンダメンタルズ要因も)
本日のマーケットに関連するニュースをピックアップ。
ICOによるイーサリアム売却、12月最多に
仮想通貨調査企業Diarは、最新統計データを用いて12月における複数ICOプロジェクトがETH売却が、最も多い月になったことを報告した。額は43万以上のイーサリアムと記録されており、ICOが資金調達のために得たイーサリアムの売却が加速したことが明らかになった。
今年の一月にすべてのICOが保有していたイーサリアムトークン数4,623,148から、現在値の3,052,168へ減少しており、このペースは全ICOプロジェクト保有量との比率で、月平均2.45%に該当する。
下図のように、12月ではその平均率をはるかに超えており、12.49%の売却率となっており、極めて高いことがわかった。
Diar社は、2018年の継続的下げ相場をこの売却トレンドの原因とみなしており、特に12月は、イーサリアムが一時83ドル(≒9200円)まで落ちたことを掲載している。
中でも、12月におけるおよそ半分の売却がFilecoinで、216,906イーサリアムを売ったとしている。
本日もイーサリアムの下落率が高く、今回発表されたICOプロジェクトによる売却の状況が明らかになったことで、警戒感が高まったと考えられる。
ユーザーがエレクトラムウォレット利用時に明らかになったBTCハッキング被害を報告
人気SNSサイトReddit上にて、ユーザーの一人が、利用しているビットコイン仮想通貨ウォレット「エレクトラム(Electrum)」を利用しようとした際にハッキング被害に遭わされたと報告した。
当ユーザーによれば、ビットコインを送金する際に、偽の「セキュリティアップデート」という、GitHubからリンクに繋がるページが現れ、実際アップデートを行い二段階認証(*エレクトラムでは送金の際だけ必要となる)を設定すると、手数料のエラーが通知されたという。別のパソコンで復元した結果、ウォレットの残高がすべて他人のアドレスに移動されてしまったようだ。
今回の被害を受け、当ユーザーは以下のように2つの懸念点をあげた。
- GithubからのURLは公式のエレクトラムのサイトのリンクではない点
- 通常クリックして繋がるURLではなく、コピペしないと入れない点
さらに、このユーザーは、エレクトラムから直接ウォレットのダウンロードが不可能となっており、おそらくDDoS攻撃を受けている可能性が考えられるとも指摘している。
今回の報告により、Githubにマルウェアの入った偽のElectrumが存在していることが明らかになり、被害の拡大を阻止する対応策が早急に必要とされている。
XRPの大量移動が確認
大口の資金移動をトラッキングするBOT「Whale Alert」は27日、合計約101,000,000XRPで当時の価格にして49.3億円相当のXRPが動かされたことを報告した。
今回の送受信の注目点は、海外メディアでも送金元と送金先が特定できていない点で、取引所やRipple Incによるものか現状わかっていない。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します