「Microsoft Store」から8つの違法仮想通貨マイニングアプリが削除|ソフトウェア会社が発見

「Microsoft Store」から違法仮想通貨マイニングアプリが削除
ソフトウェア会社Symantecは先日違法の可能性が高い8つの仮想通貨マイニングアプリをマイクロソフト社へ報告し、「Microsoft Store」からその全てが削除されたことを15日に明かした。

「Microsoft Store」から違法仮想通貨マイニングアプリが削除

「Microsoft Store」で、合計8つの違法仮想通貨マイニングアプリが見つかり、削除に至った。

それらのアプリから不正でマイニングしていた問題を発見し、マイクロソフト社に知らせたのはソフトウェア会社のSymantec社で、15日の公式ブログではそのようなアプリへの注意喚起をしている。

同社によると、それらのアプリはWindows 10やWindows 10 S Modeでも作動が確認されたという。

それらは、バッテリー最適化、ウェブサーチ、ウェブブラウジング、ビデオ視聴やダウンロードアプリといった種類のものであった。

以下が、今回削除の対象となった8つのアプリである。

出典:Symantec

さらに、Symantec社これら8つのアプリには仮想通貨モネロの無断マイニングのプログラムCoinhive(コインハイブ)が埋め込められたことを明かし、同ブログで以下のようにアプリ調査の結論を示した。

厳密な調査を行なった結果、この8つのアプリは、「DigiDream」、「1clean」 そして「Findoo」という3人の開発者によるものと判明したが、これらが同一人物もしくは同一グループである可能性が極めて高い。

コインハイブに関する裁判の詳しい記事はこちら

仮想通貨モネロのマイニングを他人のPCを使用して不正に行ったとして、全国10県警が「不正指令電磁的記録(ウイルス)供用容疑」などで計16人を逮捕・書類送検した問題に関連した裁判が、9日より横浜地裁で行われる。検察側、弁護側双方の言い分は。

一見、普通のアプリであるが、気付かぬうちにリソースを供給しマイニングをさせられることとなる。そのようなこともあるので怪しいアプリには注意が必要である。

本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

マンハッタン地区検察は、2月1日、SIMスワップ手法を利用しユーザー情報および暗号通貨を含む資金を盗んだとする被疑者の起訴を発表した。検察側は「 SIMスワップ」犯のみならず、携帯会社の過失を念頭に警告している。
代表的な匿名通貨Zcash(ZEC)における偽造が可能となる脆弱性が昨年発見されていた事をZcash Companyが公表した。なお、ZEC偽造の脆弱性は既に10月時点の大型アップデート「Sapling」で改善されているため、通貨保有者は特別な処置をとる必要はない。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

コメントしてBTCを貰おう 新着ニュースをチェック

速報

新着記事

人気記事ランキング