日本発の仮想通貨QASHが『Liquid Coin (LQC)』にリブランディング、変更理由と今後の方針は

仮想通貨QASHが『Liquid Coin (LQC)』に
QUOINEの柏森CEOは「QASHトークンをLiquidに完全統合する。実用性はプラットフォームと共に拡大することが重要。『金融の民主化』というLiquidのビジョンを反映している」などと言及した。

仮想通貨QASHが『Liquid Coin (LQC)』に

QUOINE Japanは27日、日本発の仮想通貨QASHのブランド変更を発表した。

これに先駆け、昨年9月、国内大手仮想通貨取引所「QUOINEX」の大型アップデートが完了し、「Liquidプラットフォーム」がローンチされたことを発表。

QUOINE社のCTO「アンドレ」氏の解説によると、特にビットコイン(BTC)ペアのトレードにおいて、マルチマーケットオーダー(MMOs)機能により、注文を入れてすぐに約定するようになるなど、流動性が大幅に向上すると案内していた。

出典:QUOINE公式

今回のリブランディングにあたり、QUOINE社の栢森加里矢CEOは、ブランド変更する理由について、公式サイトで以下のように述べている。

QASHトークンを最大限に活用するためには、QASHトークンをLiquidプラットフォームに完全に統合し、我々が創り上げる全てのプロダクトや機能面においてお客様に特別なベネフィットを提供する必要があります。

トークンの実用性はプラットフォームとともに拡大することが重要であり、かつ、トークンは我々がLiquidプラットフォーム上で提供すべき価値を示すアイデンティティを有している必要があります。

これこそが、我々がQASHトークンを『Liquid Coin(LQC)』へとブランド変更する理由です。コミュニティの皆様には、LQCを保有していること、そして皆様こそがこの仮想通貨の発展を後押しする原動力となることに誇りを持っていただきたいと考えています。

我々Liquidの目標は、従来の金融と仮想通貨経済の橋渡しをしながら、ブロックチェーン技術を元にしたこれまでと全く異なる素晴らしい金融サービスを提供することです。

現QASHホルダーがすべきこと

また公式サイトで、LQCは『金融の民主化』というLiquidのビジョンを反映していると言及。

LQCへのブランド変更に際して、QASHトークンホルダーは何もする必要はないものの、ブランド変更が行われる今後数ヶ月の間、QASHとLQCが互換的に使われるという点について、理解を促した。

今後のビジョンとしては、Liquid分散台帳(LDL)を導入したときに初めて、トークンの交換(トークン・スワップ)が行われ、「LDLのメインネットが提供されるときに、LQCは真の仮想通貨になるための偉大な一歩を踏み出す」と強調している。

LQCのユースケースとして、以下のように述べ、カストディ・サービス(顧客資産の信託保全)も準備中だと予告した。

今後、Liquidプラットフォームを中心としたエコシステム全体やLiquidプラットフォームのパートナー企業と共に、LQCの役割や用途は拡大し成長していく。LQCは自国通貨が弱く、強い通貨に対するニーズがあるアジアのような地域で特に重要な役割を果たしていく。

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日本発の仮想通貨QASHとLIQUIDプラットフォームについて、QUOINEの柏森CEOが新たな発表を行なった。壮大な構想を持つリキッドDLTサービス展開やメインネット実装にも言及、ユーティリティトークンから純粋仮想通貨への移行を目指すとした。
4月30日に日本の大手仮想通貨取引所「QUOINEX」で、ワールドブックベータ版が無事ローンチされたことが好感され、独自の仮想通貨「QASH」が80円前半から一時100円台を回復するなど、高騰を見せました。
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