仮想通貨ビットコインの取引数が4億回を超える|BTC価格上昇が取引数増加に拍車
- ビットコイン取引数が4億超え
- ビットコインのブロックチェーン上におけるトランザクション数(取引数)が、570,761ブロックにて4億を超えたことが明らかとなった。先週からのビットコイン価格の上昇がトランザクション数の増加に拍車をかけたとみられている。
ビットコイン取引数が4億回を超える
ビットコインのブロックチェーン上におけるトランザクション数(取引数)は4月9日、570,761ブロックにて4億を超えたことが明らかとなった。ビットコイン誕生からちょうど10周年ということもあり、ビットコインコミュニティはこの偉業を祝している。
4月8日のビットコイン・コミュニティによるRedditでの投稿によれば、ビットコインのブロックチェーン上の570,761番目のブロックにてトランザクション数が400,001,789に達したとのことだ。
これらトランザクションには、オンチェーンやオフチェーン、バッチングでの取引も含まれている。
ブロック・エクスプローラーを提供する「smartbit」でトランザクション数を確認すると、確かに処理されたトランザクション数が4億を超えていることが確認出来る。
先週、BTC価格が急上昇し、50万円(一時56万円)を突破、2019年の最高値を更新した。
それに伴い、4月2日のトランザクション数は400,000以上を記録しており、ビットコインのマイナーが処理したトランザクションの数において、これは過去9番目に大きな値となっている。
過去最高のトランザクション処理数は、仮想通貨バブルの真っ只中である2017年12月14日に記録された490,644となっており、4月2日のトランザクション数が仮想通貨バブル期に記録された値の80%にまで迫った。
2017年12月14日当時のBTC価格は約180万円で、その後、200万円以上にまで価格は上がっている。このように価格が上昇することで、それに比例してトランザクション数が増加する傾向にあることが分かる。
取引高が急上昇したCMEビットコイン先物
先日には米最大手デリバティブ取引所CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物取引の出来高が、先日の仮想通貨相場の高騰に伴い、大幅な伸びを見せている。
日本時間4月5日には、そのビットコイン先物取引の取引高は5億6300万ドル(約629億円)にまで達した。同取引所での全体取引契約数は2万2542で、1契約が5 BTCで取引されるため、総取引額は11万2710 BTCに相当する計算だ。
このような出来高から、米国の伝統的なデリバティブ取引所での大口投資家や機関投資家が動き出している可能性が高まっているだろう。
なお、4月1日の取引数は2162で、4月1日と5日の取引高と比較すると950%(およそ10倍)上昇している。
CMEのビットコイン先物が開始して以来、「仮想通貨の厳冬」を受け今年2月には過去最低の取引高を記録したが、4月2日より上昇を続けているビットコインの強気市場を踏まえて、先物市場への関心も回復しつつあるとされている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します