Bitfinexが独自の取引所トークンの上場を発表|10億ドルの資金調達に成功
- Bitfinexが資金調達を完了、新たなトークンが上場予定
- 仮想通貨取引所Bitfinexは、10億ドルに及ぶ資金調達を完了し、新たなトークン「LEO」を同取引所に上場させることを発表。取引開始は、日本時間で20日午後5時からを予定している。
Bitfinexが資金調達を完了、新たなトークンが上場予定
米仮想通貨取引所bitfinexは、10億ドル(約1100億円)に及ぶ資金調達を完了し、新たなトークン「LEO」を、同取引所に上場させることを発表した。取引開始日時は、日本時間で20日午後5時を予定、BTC、USD、USDT、EOS、ETHと5つの通貨とのペアで取引が可能になる見通しだ。
なお、トークンの正式名称は「UNUS SED LEO」となっている。同トークンのホワイトペーパーによると、発行枚数は10億枚(1USDT=1LEOの割合で発行)、トークン保有者はBitfinex上の取引手数料などで割引サービスが受けられる模様だ。
また、同取引所の収益に応じて、毎月一定額のトークンが買い戻される予定であるともしている。それに加えて、Bitfinexいわく米国、ポーランド、ポルトガルの当局に凍結されているとする、Crypto Capitalの850億ドル(約950億円)の資金が戻った場合、それも同トークンの買戻しに利用されることが示唆されている。
そして、今回のトークン上場について、Bitfinexは発表の中で次のように言及した。
これまでにない、パワフルなトークンを、我々のコミュニティの中核に持ち込めることに興奮している。Bitfinexチームは、今後も我々の産業全体のコアインフラの発展と成長に献身していく。
10億ドルという巨額の資金調達に成功したことで、一旦はアクセス不能となっている資産の問題について安堵の様相がうかがえるBitfinex。ただし、先日に報じられた通り、現在Tether社とBitfinexは、テザー(USDT)担保金の利用に関する制限をニューヨーク州最高裁判所より命じられている。
担保金の不正利用疑惑に関連した書類の提出も、同裁判所によって命じられており、今後もその動向からは目が離せない格好となっている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します