NEM次世代版「カタパルト」を支援 ネムスタジオを立ち上げへ
- 「ネムスタジオ」正式発表
- NEMの次世代バージョン「カタパルト」のバックエンド支援団体として、「ネムスタジオ」の立ち上げが発表された。仮想通貨XEMにも関わるカタパルト開発の最終段階に向けた極めて重要な事業だという。
カタパルトを支援する「ネムスタジオ」正式発表
仮想通貨XEMにも関わるネムの次世代バージョン「カタパルト」に関する新たな進展が発表された。
NEMホールディングスとNEM財団が共同で、カタパルト開発に係るバックエンドの支援団体「ネムスタジオ」を正式に発表した。
ネムスタジオの開発関連経費は、「NEMコア」によってサポートされる。
ネムスタジオの役割
- 高速かつ拡張性を持つブロックチェーンソリューションの実現を支援
- カタパルト・コアに携わるCTOと開発チームの募集
ネムスタジオとNEM財団が主導で、NEM2の中核となるカタパルトはコアのNEMエンジンとして、パブリックおよびプライベートブロックチェーンの促進を行う。なお、コアのNEMエンジン利用事例としては、デジタル資産の生成・非中央集権スワップ・高度な口座システム・ブジネスロジックモデリングなどが挙げられているという。
NEM財団とネムスタジオの関係性において、ネムスタジオはNEM財団が導入した「サービスプロバイダー形式」を通して契約の連携で事業を進めるようだ。
NEM財団の理事長を務めるAlexandra Tinsman氏は、ネムスタジオとの連携について「ネムスタジオはバックエンドユーザーベースの利用しやすいネットワークの構築に注力する。」と話す。
我々は、年内リリースされる予定のカタパルトの最終段階に向けて、エコシステムへの貢献に全力で務める。
カタパルト(NEM2)ロードマップ
NEM財団は3月29日、「カタパルト」のロードマップを公開し、そのメインネットローンチや実利用に対して、業界と市場による期待と関心度が高まっている。
2019年Q3(7〜9月) | カタパルトのテストネット公開 |
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2019年Q3後半〜Q4初期 | カタパルトのメインネットでの公開 |
2019年Q4(10〜12月) | STOトークンのコンプライアンスやクロスチェーン・アプリケーションのサポート、投票センター、カタパルト・アカデミー教育プログラム等 |
2020年以降 | IoTを実現する機能、ライトニングネットワークへの対応、ステーブルコインの発行支援(※)等 |
※訂正:支援を追加しました。
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