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ビットコイン上のミームコイン「DOG」とは?Runesプロトコルの仕組みと特徴を解説【2026年最新】

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン上のミームコインDOGとRunesプロトコル

ビットコイン上のミームコイン「DOG」とは

ビットコイン上で新たに注目を集めているミームコイン「DOG」。この記事では、このトークンが発行されたRunesプロトコルの背景について詳しく解説します。

DOGトークンに深く関連するRunestoneプロジェクトや、Ordinals保有者へのDOGエアドロップ、そしてミームコイン市場での位置付けについても検証します。また、Runesトークン市場の最新動向や、日本から利用する際の注意点についてもご紹介します。

OrdinalsのCasey氏とRunes

Runesは、Ordinalsの創設者であるCasey氏がトークンを発行するために立ち上げた新しいプロトコルです。2024年4月20日のビットコインの半減期に、ブロックの高さが840,000に達したときにローンチされました。

Runesの目的は、ビットコインのブロック報酬分をカバーするためにネットワーク手数料を増加させる、投機的な需要の基盤となることです。

Runesプロトコルの仕組み図
RunesはビットコインのUTXOモデルを採用しており、高速で費用対効果の高いトランザクションを実現するスケーラブルな設計(2024年当時の説明) 出典:The INX Digital Company INC

Runesは、BRC-20の課題を解決し、その投機需要を代替する形で設計されています。BRC-20は、2023年3月にOrdinalsプロトコル上でトークンを作成する方法として提案されましたが、ビットコインのブロックスペースを圧迫し、またトークン追跡をサードパーティに依存するなどの課題がありました。

Runesは、ビットコインの送金構造「未処理のトランザクションアウトプット(UTXO)」にトークンを紐づけ、特定の形式とルールに従ってプロトコルメッセージを送信します。発行量や供給ペースを定義でき、追跡もオンチェーンで完結するトークンプロトコルとなっています。

Ordinalsとは

satoshi単位の追跡理論に基づく。1BTCを1億satoshiに分割し、それぞれに固有の識別子を付与。テキストや画像、動画などのデータを「Inscription(インスクリプション)」として記録することで、ブロックチェーン上に保存する。

Ordinals保有者へのDOGエアドロップ

Runesプロトコルで最初に作成されたトークンは「UNCOMMON•GOODS(#0)」ですが、最も注目を集め、多くの保有者を獲得したのは、4番目(#3)に作成された犬をテーマにしたミームコイン「DOG•GO•TO•THE•MOON(DOG)」です。

DOGは、Ord.io(Ordinals Explorer)の創設者であるLeonidas氏が主導しており、2024年4月24日に75000以上のOrdinal NFT「Runestone」コレクション保有者に1,000億DOGトークンがエアドロップされました。

Runestoneコレクションは、RunesプロトコルでのDOGトークン発行に先立ってLeonidas氏が始めたOrdinals(NFT)プロジェクトであり、ビットコイン半減期(4月20日)時にOrdinalsを3つ以上保有するウォレットにエアドロップを実施しました。発行総数は112,400枚で、北欧古代の魔法のシンボル「Runes」を持つ黒い石が描かれたものです。

Runestoneコレクションのオークション画面
出典:Ord City

2024年3月初旬には、ファンディングの一環としてRunestone #63140674を最大のファイルサイズを持つOrdinalsとして競売にかけ、8 BTC(556,000ドル)で落札されました。オークションの収益は、半減期後のRunesでのRunestone、及びDOGエアドロップのネットワーク料金に充てられました。

これら2段階のエアドロップ戦略は、コミュニティを巻き込むことに成功し、プロジェクトの立ち上げを支える重要な役割を果たしました。

Runesトークンの時価総額ランキング
出典:Ordi Scan

DOGトークンは、2024年5月25日時点で、Runesで作成されたトークンの中で、2番目に高い時価総額である約4億ドルを誇ります。

Runesトークン市場の現状(2026年10月時点)

公開当初に指摘されていたプレマイニング偏重や流動性の偏りは、2026年10月時点も残る課題です。一方でRunes市場全体の時価総額は2026年10月時点で約1.1億ドル前後まで縮小しており、その大半をDOGが占める状態が続いています。DOGはRunesトークンの中で圧倒的なシェア(約80%前後)を維持し、他のトークンを大きく引き離しています。

Runesトークンの分布状況
出典:DUNE(@cryptokoryo)

DOG自体の価格は2026年10月19日時点で約0.00091〜0.00092ドル、時価総額は約9,100万〜9,200万ドル(総供給・流通ともに1,000億DOGで固定・100%流通)。2024年12月に記録した過去最高値(約0.0099ドル)からは90%以上下落している一方、2026年6月の過去最安値(約0.00056ドル)からは60%以上回復しています。

Runesプロトコル自体は、UTXOベースの効率性を活かしたメタプロトコル(Alkanes等)がトランザクション数を押し上げるなど一定の活動が続いていますが、トークン市場としてのハイプは公開当初と比べて落ち着いています。

日本から利用する際の注意点

2026年10月19日時点で、DOGを取り扱う金融庁登録の暗号資産交換業者は確認されていません。取引が行われている主な取引所はKraken、Gate.io、MEXC、Bitrue、Bitgetなどですが、いずれも国内で暗号資産交換業の登録を受けた事業者ではありません。

無登録の海外事業者を利用して暗号資産を取引することには、資産保護やトラブル時の救済の面でリスクが伴います。金融庁は無登録業者との取引について繰り返し注意を呼びかけており、利用を検討する場合は自己責任の範囲とリスクを十分に理解した上で判断する必要があります。

実際に、Bitgetでは2026年9〜10月にかけて上場廃止の発表と出金停止が重なり、価格の乖離が生じる事態も起きています。こうした海外取引所特有のリスクが顕在化した一例といえるでしょう。

プロジェクト・コミュニティの最新動向

チーム割り当て・プレセール・VCなしでRunestone保有者へのエアドロップのみで全供給を配布した「公平なローンチ」という特徴は変わっていません。ブランド名は「DOG•GO•TO•THE•MOON」から「Dog (Bitcoin)」へと簡略化する動きも見られます。

2026年9月には、月面を模した仮想都市プロジェクト「DogCity」が立ち上がり、同月のビットコインブロック(966,670)時点の保有量をもとにウォレットごとに地区が自動割り当てられる仕組みが稼働しています。プロジェクトを主導するLeonidas氏(@LeonidasNFT)は、X Spacesでのタウンホール開催など、継続してコミュニティ活動を行っています。

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