2021年7月にコインチェックで日本初のIEOを実施したHashPaletteとはどのような会社だったのか、運営するプラットフォームであるPaletteとその独自トークンであるPLTについて、そして現在の状況を解説します。
※本記事は2021年7月のCoincheck IEO実施時点の内容を基に、2026年10月時点の最新状況へ更新しています。
Paletteプラットフォームについて
漫画やアニメなど、さまざまな媒体が存在しストリーミングサービスが人気の今、消費者が簡単に所有、または売却することは難しくなっています。Paletteはそれらのデジタルコンテンツの流通を促進、可視化するためのプラットフォームです。デジタルコンテンツをNFTの形でブロックチェーン上で管理することで偽造を防止し、所有を明確化ができるとしています。
NFT(非代替性トークン)とは、個別のトークンに識別子を持たせ唯一性を証明する仕組みです。Paletteは、このNFTの流通を促進するために設計されたブロックチェーンプラットフォームでした。NFTの仕組み自体については、NFTとは?仕組み・特徴・ユースケース・買い方をわかりやすく解説で詳しく解説しています。
コインチェックでのIEO
PLTは2021年7月、Coincheckにて日本初のIEO(Initial Exchange Offering)として実施されました。抽選倍率は24.4倍、国内外から総額約227億円(世界全体のIEO累計調達額の中でも大きな比重を占める規模)が集まり、当時大きな注目を集めました。IEOの仕組みや他プロジェクトの実績については国内IEO完全ガイド|仕組み・参加方法・実績一覧・注意点で解説しています。
PLTはどうなった?Aptos統合までのタイムライン
Paletteプラットフォームは、NFTに特化したコンソーシアムチェーンとしてスタートしましたが、その後大きな転換を迎えています。
2024年10月|HashPort、HashPaletteをAptos Labsへ譲渡
親会社のHashPortは、2024年10月にHashPaletteの株式をAptos Labsへ譲渡する株式譲渡契約を締結しました。これにより、Palette ChainをAptos Networkへ統合する方針が発表されました。
PLT→APT交換の条件
交換レートは1PLT=0.00339139APTで固定されました。当初予定されていた交換後のロックアップ期間は撤廃されています。
2025年1月|国内取引所での取扱終了
2025年1月前後、国内主要取引所でPLTの取扱いが相次いで終了しました。Coincheckでは2025年1月20日に完全廃止、BitTradeでも2025年1〜2月頃に取扱いが終了しています。
2025年1月末〜3月|パレットコンソーシアム解散・ステーキング報酬停止
2025年1月末にパレットコンソーシアムが解散し、2025年3月末にはPLTステーキング報酬の排出が停止しました。
2025年6月|HashPaletteがAptos Japanへ社名変更
株式会社HashPaletteは2025年6月、社名をAptos Japan株式会社に変更しました。現在は日本におけるAptos Networkの推進を担っています。
現在(2026年)のPLTの状況
PLTは、国内主要取引所での新規購入・取引が事実上不可能な状態です。信頼できる継続的な市場価格もほぼ消滅しており、実質的な価値はAPTへの交換レートを基準に評価されます。
プロジェクト自体が完全に消滅したわけではなく、価値やエコシステムはAptos(APT)側に引き継がれています。Coincheckは IEO実施者として2026年も定期情報開示を継続しており、問い合わせ先はAptos Japan(旧HashPalette)となっています。
PLTを保有している場合に確認すべきこと
PLTを保有している場合は、交換や対応状況についてAptos Japanの公式発表、または当時取り扱っていた取引所の最新案内を確認してください。交換期間や手続きはすでに進行・終了している可能性が高い点に注意が必要です。
よくある質問(FAQ)
ここまでPLTの変遷と現在の状況を解説しました。最後に、PLTの保有者や過去に注目していた方から寄せられることが多い質問をまとめて回答します。
PLTは今も買えますか?
いいえ。2025年1月のCoincheck取扱終了を含め、国内主要取引所での新規購入はできません。信頼できる継続的な市場価格もほぼ消滅しています。
PLTを持っているが何をすればいい?
Aptos Japanの公式発表、または当時利用していた取引所の最新案内を確認してください。交換手続きはすでに終了している可能性があります。
PLTとAPTの違いは?
PLTはPaletteプラットフォームの独自トークンでしたが、2024年のAptos Labsへの株式譲渡(買収・統合)に伴い、1PLT=0.00339139APTの固定レートでAPTへの交換が行われました。
Palette Chainは今も動いていますか?
Palette Chainの独自運営は終了し、Aptos Networkへ統合されています。
HashPaletteとAptos Japanの関係は?
HashPaletteは2025年6月にAptos Japan株式会社へ社名を変更しました。同一法人です。



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