2026年4月、Olive限定の積立ポイント上乗せプランがスタートしました。三井住友銀行が提供するOliveアカウントとSBI証券を連携することで、日常の買い物や投資でVポイントを効率よく貯めながら、誰でも手軽に資産運用を始められる環境が整っています。口座開設からクレカ積立・Vポイント投資まで、この1記事で全手順を確認できます。
関連:SBI経済圏とは?Vポイント投資の始め方からクレカ積立まで解説
Olive(オリーブ)とは

出典:三井住友カード公式HP
Olive(オリーブ)は、三井住友銀行が2023年3月に提供を開始した総合金融サービスです。銀行口座・クレジットカード・デビットカード・ポイント払いをスマートフォンアプリ1つで一元管理できる点が最大の特徴で、サービス開始から約3年で600万アカウントを突破しています。
Oliveアカウントの仕組み
Oliveアカウントを開設すると、三井住友銀行の普通預金口座と「Oliveフレキシブルペイ」が同時に発行されます。このアカウント1つで、以下のサービスをまとめて利用できます。
- 三井住友銀行の銀行口座(預金・振込・ATM利用)
- 三井住友カードのクレジット機能
- デビットカード機能
- Vポイント払い機能
- SBI証券との連携(投資・NISA)
三井住友銀行アプリを開くだけで、銀行残高・カード利用明細・証券口座の損益をまとめて確認できます。複数のアプリを行き来する手間がなくなるため、資産管理をシンプルにしたい方にも使いやすいサービスです。
Oliveフレキシブルペイとは

出典:三井住友カード公式HP
Oliveフレキシブルペイは、Oliveアカウントに紐づいて発行されるマルチ機能カードです。スマートフォンアプリの操作だけで、以下の3つの支払いモードを切り替えられます。
| 支払いモード | 仕組み | 特徴 |
|---|---|---|
| クレジットモード | 三井住友カードのクレジット払い | Vポイントが貯まる |
| デビットモード | 銀行口座から即時引き落とし | 使い過ぎを防ぎやすい |
| ポイント払いモード | 貯まったVポイントで支払い | 現金不要でポイントを使える |
物理カードはナンバーレス仕様で、カード番号はアプリ上で確認する形式になっています。Visaのタッチ決済にも対応しており、コンビニや飲食店での少額決済でも高いポイント還元率が適用されます。
OliveとSBI証券の関係性
Oliveは三井住友銀行が提供する、SBI証券と連携できる総合金融サービスです。Oliveアカウントを開設後、三井住友銀行アプリとSBI証券口座を連携させることで、以下のことが可能になります。
- SBI証券でのクレカ積立(毎月最大10万円)にOliveフレキシブルペイを利用できます
- クレカ積立で貯まったVポイントをSBI証券の投資に使えます
- 三井住友銀行アプリ上でSBI証券の残高・損益を一元管理できます
つまりOliveは、「銀行口座を作るだけでSBI証券との投資導線が自動的に整う」仕組みになっています。別々に口座開設する手間がなく、資産運用を始めたい初心者にとっても入口として使いやすい設計です。
Olive×SBI証券を連携するメリット
OliveアカウントとSBI証券を連携することで、ポイント還元・資産管理・NISA活用など複数の恩恵を同時に受けられます。特に2026年5月買付分からスタートしたOlive限定上乗せプランにより、条件次第でクレカ積立の還元率が大幅にアップします。
① Vポイントが最大4.5%還元(Olive限定上乗せ)
SBI証券でOliveフレキシブルペイを使ってクレカ積立を設定すると、積立金額に対してVポイントが付与されます。2026年5月買付分より、毎月8日時点のOlive契約口座(円普通預金口座)の残高に応じて還元率が段階的にアップするOlive限定上乗せプランがスタートしました。
| カードグレード | 基本還元率 (上乗せなし) |
残高 100〜200万円 +0.1% |
残高 200〜300万円 +0.2% |
残高 300〜400万円 +0.3% |
残高 400〜500万円 +0.4% |
残高 500万円以上 +0.5% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 一般(Oliveフレキシブルペイ) 一般 | 0.5% | 0.6% | 0.7% | 0.8% | 0.9% | 1.0% |
| ゴールド(Oliveフレキシブルペイ ゴールド) ゴールド | 1.0% | 1.1% | 1.2% | 1.3% | 1.4% | 1.5% |
|
プラチナプリファード(Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード)
プラチナ プリファード |
3.0% | 3.1% | 3.2% | 3.3% | 3.4% | 3.5% |
※最大4.5%は「三井住友カード Visa Infinite」の場合です(表は主なOliveフレキシブルペイのグレードを記載)。
※ SMBC IDとVpass IDの連携が必須。Oliveアカウント保有者であればOliveフレキシブルペイ以外の三井住友カードも対象。条件や特典内容は予告なく変更または終了する場合があります。
② 銀行・証券・カードをアプリ一元管理
Oliveアカウントを開設してSBI証券と連携すると、三井住友銀行アプリ1つで以下の情報をまとめて確認できるようになります。
- 三井住友銀行の口座残高・入出金履歴
- Oliveフレキシブルペイのカード利用明細
- SBI証券の口座残高・保有銘柄の損益状況
- Vポイントの残高・獲得履歴
銀行アプリと証券アプリを別々に開いて確認する手間がなくなり、日常的な資産管理がシンプルになります。資産全体の推移をひと目で把握しやすいため、投資初心者の方にも使いやすい環境が整っています。
③ 貯まったVポイントをSBI証券で投資に使える
クレカ積立や日常の買い物で貯まったVポイントは、SBI証券でそのまま投資に使えます。100ポイント(100円相当)から利用可能で、現金を追加で用意しなくてもポイントだけで投資信託や国内株式を購入できます。
新NISA口座でもVポイント投資に対応しており、つみたて投資枠・成長投資枠の両方でポイントを使った投資信託の買付が可能です。クレカ積立でポイントを貯めて、そのポイントをさらに投資に回すという「ポイント複利」の仕組みを作れる点がOlive×SBI証券の大きな強みです。
④ 新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠に対応
SBI証券のNISA口座はOliveとの連携に完全対応しています。Oliveフレキシブルペイを使ったクレカ積立はNISAのつみたて投資枠に対応しており、積立設定をNISA口座に向けるだけでポイントを貯めながら非課税投資ができます。
年間投資枠はつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円の合計360万円です。非課税保有限度額は1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで)となっており、長期の資産形成に活用できます。
関連:新NISA特集|つみたて投資のメリットや非課税投資枠拡大の魅力、初心者向けの銘柄選びを解説
⑤ SBI VCトレードとも同一経済圏
OliveはSBI VCトレード(SBIグループの暗号資産取引所)とも同一のSBI経済圏に属しています。暗号資産投資と株式・投資信託投資を並行して行いたい方にとって、OliveとSBI証券を起点にした経済圏は資産全体をまとめて管理できる利便性があります。
Vポイントで株や投資信託を購入しつつ、SBI VCトレードでビットコインなどの暗号資産にも投資するという、複数の資産クラスを1つの経済圏でカバーできる構成が可能です。
関連:SBI VCトレードの評判・特徴を徹底解説|手数料・サービス・口座開設まで
デメリット・注意点
Olive×SBI証券の連携は多くのメリットがある一方、還元率の条件や口座残高の管理など、事前に把握しておきたい注意点もあります。利用前に確認しておきましょう。
クレカ積立の月上限は10万円
SBI証券でのクレカ積立は月間最大10万円が上限となっています。それ以上の金額を毎月投資したい場合は、クレカ積立とは別に銀行口座引き落としや証券口座からの振替で積立設定を追加する必要があります。上限以上の積立を検討している場合は、クレカ積立と他の積立方法を組み合わせて活用しましょう。
高還元にはカードのグレードアップが必要な場合も
クレカ積立の還元率は、一般カードだと0.5%にとどまります。年会費無料(年間100万円以上の利用で翌年以降も無料)のゴールドカードなら1.0〜1.5%、3.0〜3.5%を目指すにはプラチナプリファード(年会費3万3,000円)へのグレードアップが必要です。プラチナプリファードは年間100万円以上の利用で1万ポイントの継続特典があるなど、条件を満たせば実質的な負担を抑えられるケースもあります。カードグレードの選択は、ご自身の年間利用額をもとに判断するのがおすすめです。
アカウント開設に1〜2週間程度かかる
Oliveアカウントの申し込みからOliveフレキシブルペイの受け取りまで、1〜2週間程度かかります。すぐに投資を始めたいとお考えの場合は、余裕を持ったスケジュールで申し込みを進めることをおすすめします。なお、SBI証券の口座開設はOliveアカウントの開設と並行して申し込むことができます。
ポイント上乗せには口座残高100万円が条件(2026年5月〜)
2026年5月買付分から開始したOlive限定上乗せプランの適用には、毎月8日時点でOlive契約口座(円普通預金口座)の残高が100万円以上であることが条件です。残高が100万円に満たない場合は上乗せ分のポイントは付与されないため、積立金額の設定と口座残高の管理をあわせて行う必要があります。
Oliveアカウントの開設手順【ステップ別】
Oliveアカウントの開設からSBI証券との連携・投資開始までの流れを順番に解説します。
Oliveアカウントを開設する
三井住友銀行の公式サイトまたはアプリからOliveアカウントの申し込みを行います。すでに三井住友銀行の口座をお持ちの場合は、既存口座からOliveへの切り替え申し込みが可能です。申し込みにはマイナンバーカードまたは運転免許証が必要です。
Oliveフレキシブルペイを受け取る
申し込み完了後、1〜2週間程度でOliveフレキシブルペイが自宅に郵送されます。カード受け取り後、三井住友銀行アプリでカードを有効化(初期設定)して利用開始となります。有効化の際にクレジット・デビット・ポイント払いのどのモードをデフォルトにするかも設定できます。
SBI証券の総合口座を開設する
SBI証券の公式サイトからオンラインで口座開設の申し込みを行います。申し込みの際に「NISA口座も同時に開設する」にチェックを入れることで、総合口座とNISA口座を同時に作ることができます。審査完了まで通常1〜2週間程度かかります。
三井住友銀行アプリでSBI証券を連携する
SBI証券の口座開設完了後、三井住友銀行アプリからSBI証券との連携設定を行います。「メニュー」→「SMBC ID・連携情報の設定」→「SBI証券の連携口座を追加する」をタップし、利用規約に同意のうえSBI証券のユーザーネーム・パスワードを入力して完了です。連携後はアプリに91日以上ログインしないと連携が自動解除されるため、定期的なログインをお忘れなく。
クレカ積立を設定する
SBI証券の画面からクレカ積立の設定を行います。積み立てる投資信託を選択し、毎月の積立金額(100円〜10万円)を設定します。決済カードとしてOliveフレキシブルペイを指定することで、積立金額に応じたVポイントの付与対象となります。クレジットモードへの切り替えが済んでいることを事前に確認しておきましょう。
Vポイント投資を設定する
クレカ積立や日常の買い物でVポイントが貯まってきたら、SBI証券でポイント投資の設定を行いましょう。SBI証券の「ポイント・外貨サービス」メニューからVポイント投資を有効化し、使用するポイント数と対象銘柄を設定するだけでポイントを投資に使えます。100ポイントから利用可能です。
関連:SBI証券の口座開設ガイド|メリット・デメリットから開設手順まで徹底解説
よくある質問(FAQ)
OliveアカウントとSBI証券の連携について、よくある質問をまとめました。
既存の三井住友カード保有者はOliveに乗り換えるべき?
すでに三井住友カードをお持ちの場合、Oliveへの切り替えでカードが1枚にまとまるメリットがあります。ただし、既存カードに付帯している保険や特典が変わる場合があるため、切り替え前に現在のカードの特典内容とOliveの特典内容を比較しておくことをおすすめします。なお、既存の三井住友銀行口座もOliveアカウントへの切り替えが可能です。
Oliveなしでもクレカ積立・SBI証券口座開設はできる?
SBI証券の口座開設自体はOliveがなくても可能です。クレカ積立もOlive以外の三井住友カードを使って設定できます。ただし、Oliveを利用することで銀行・証券・カードの管理が1アプリに集約される点や、Olive限定の上乗せポイントが適用される点はOliveアカウント保有者限定の特典となります。
VポイントでSBI VCトレードの暗号資産は買える?
現時点では、VポイントをSBI VCトレードでの暗号資産購入に直接利用する機能は提供されていません。VポイントはSBI証券での投資信託・国内株式の購入に利用できます。SBI VCトレードはSBIグループの暗号資産取引所として同一経済圏に属していますが、ポイント連携については今後のサービス拡充が期待されます。
月10万円以上積み立てたい場合はどうする?
クレカ積立の上限は月10万円のため、それ以上の積立は別の方法で設定する必要があります。SBI証券では、銀行口座からの自動引き落としや証券口座の現金から積立を追加設定できます。クレカ積立でポイント還元を最大化しながら、残りの金額を別途積み立てるという使い分けが一般的です。
まとめ
この記事ではOliveアカウントの基本情報とSBI証券との連携メリット・デメリット、開設手順を解説しました。
OliveはSBI経済圏の入口として、口座開設・カード発行・SBI証券連携を1アプリで完結できる唯一のサービスです。2026年5月買付分からスタートしたOlive限定上乗せプランにより、条件を満たせばクレカ積立の還元率が最大4.5%となっており、今まさにVポイントを最大化できるタイミングといえます。
投資初心者の方も、すでにSBI経済圏をご利用の方も、まずOliveアカウントを開設してSBI証券と連携することで投資の土台が整います。Vポイントをクレカ積立で貯めて、そのポイントをさらに投資に活用する仕組みは、長期の資産形成をシンプルかつ効率よく続けるための第一歩になるはずです。



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