ビットコインが資産の避難先として選ばれた理由 モルガン・クリーク設立者が解説

ビットコインへ資産を避難させる動き
国際情勢悪化が影響し、BTCへの資産逃避が起こっているとの報道が相次ぐ中、米CNBC番組で「ビットコインは本当に安全なのか?」という題材で議論が行われた。

ビットコインの優位性

米中貿易摩擦の激化などの国際情勢を受け、資産の避難先として注目されるビットコイン(BTC)。米メディアCNBCの番組内で、「ビットコインは本当に安全なのか?」との題材で議論が交わされた。

番組出演した米デジタル資産運用会社モルガン・クリーク・デジタルの共同設立者Anthony Pompliano氏は、株式など他の金融商品との相関性が低いことで、ビットコインが資金の避難先として優れている面があると説明。ビットコインの非中央集権的な性質にも、国家情勢に左右されない利点があると見ている。

ビットコインの価格の上昇も、ビットコインの国家に管理されない非中央集権性の特性が注目されたものだと見ており、世界中の人々が、国家の情勢に左右されるのではなく、個人で資産を管理することを選んだからだことを示唆しているとのコメントを行なった。

国際情勢の現状

法定通貨の中国元は、対ドルで1ドル=7元を超えて、昨日11年ぶりの元安水準に達した。中国政府が人民元安水準を容認し、国有企業に米国産の農産物輸入の停止を要請したことを受け、米財務省は中国を通貨を意図的に安く誘導する「為替操作国」に認定。米中貿易摩擦は現在も激化している。

そのような現状で、昨日はビットコインに加え、資産の逃避先として挙げられる金などの安全資産にも買いの広がりが観測された。世界同時株安で、米国債や金への資金流入が確認されている。

参考資料 : CNBC

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