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マイケル・セイラー、「ビットコインは4〜8年でS&P500上回る」と予想

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

9日にビットコイン140億円相当買い増し

世界最大手の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)トレジャリー企業ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は10日、ビットコインを売却することはなく、今後どの四半期においても買い続けるとの意向を示した。

直近では同社は9日、約9,000万ドル(約140億円)で1,142BTCを追加購入したと発表している。これにより、保有量の合計は714,644BTCとなり、ビットコインの供給量の3.4%以上を占める格好だ。

市場の下落を受けて、ストラテジー社のビットコイン保有量の価値は現在、同社の総購入コストを下回っている状態である。それでも、セイラー氏はビットコインに対する長期的な強気姿勢を崩していない。

セイラー氏は、CNBCの番組に出演し、「ビットコインは今後4~8年でS&P500指数のパフォーマンスを2倍、あるいは3倍上回るだろう」との強気予想を披露した。

また、ボラティリティ(価格変動の大きさ)はビットコイン投資に付き物であり、ビットコイン投資家になるなら、4年の投資期間が必要だとも意見している。4年未満であればそれは投資家ではなく「トレーダー」だとの見方を示した。

ビットコインは金や不動産、株式といった従来の資本と比較して、ボラティリティ(価格変動の大きさ)は2〜4倍に上るが、この10年間のパフォーマンスもそれらの2〜4倍に達していると続ける。

ストラテジー社の財務状態については、レバレッジ比率は一般的な投資適格企業の半分であり、バランスシートには2年半分の配当と債務支払いをカバーできる現金を積み立てていることを指摘した。

さらに、たとえビットコイン価格が8,000ドルまで下落したとしても、負債を借り換える(リファイナンス)ことが可能であり、信用リスクは極めて低いと主張している。

先日、ストラテジー社のフォン・レCEOも、ビットコインの価格が8,000ドルまで下落(現在の水準から90%以上)し、5年〜6年の間その水準で推移し続けるということが起きない限りは、転換社債の返済に問題は起きないと述べていた。

関連:ストラテジー社CEO、「ビットコインが8000ドルを5年以上維持しない限り債務に問題なし」

デジタル資産トレジャリー企業(DAT)とは

ビットコインなど仮想通貨を企業の財務資産の一部として扱い、その保管・運用・リスク管理を行う専門企業のこと。投資家にとっては仮想通貨への間接的な投資手段となる。

今後ビットコイン市場に影響する要素は?

その他、セイラー氏はストラテジー社の株価の特徴についても語った。「ビットコインのパフォーマンスを増幅(アンプリファイ)」するように設計されており、ビットコイン上昇時にはより速く上昇し、下落時にはボラティリティが高くなる特性があると説明している。

また、市場構造の変化にも触れた。以前は、ビットコインマイニング企業(マイナー)の採掘コストが価格の底になると考えられていたが、現在は状況が変化していると話す。

たとえば、シティなど大手銀行がビットコインを担保とした融資の準備を始めており、これが普及していけばマイナーの影響は10分の1に減少するだろうと続けた。

金融大手ブラックロックが申請中のビットコイン・インカム・ファンドの展開や、ストラテジー社が発行しているデジタルクレジットの成長も大きな影響を与えるだろうと予想している。

関連:ブラックロック、カバードコール戦略で利回り提供のビットコインETFを申請

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