WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン9万ドル割れ、関税リスクで続落 投資家心理が急速悪化|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

クリプト市場マーケットレポート(1/21日AM9時執筆)

ビットコインは火曜日からの米国株式市場の急落に連れ安となり、続落の末に9万ドルを下回った。背景には、トランプ大統領がデンマーク自治領グリーンランドの取得に言及し、実現するまで欧州8カ国からの輸入品に追加関税を課す方針を表明したことがある。

さらに20日には、欧州議会が昨年7月に欧州連合(EU)と米国が合意した貿易協定について、承認を見合わせる可能性があると報じられた。不確実性の高まりがリスク回避の動きを加速させ、市場心理を冷やした格好である。

出典:Coinpost Terminal

関連:なぜビットコインと金はトランプ関税発表に異なる反応を示したのか=分析

1月20~21日相場状況

オプション市場では、プットポジションの増加を背景にPCR(プット・コール・レシオ)が上昇した(下画像黄矢印)。最大ポジションは10万ドルで維持されているものの、9万ドル以下のポジション増加が目立っており(下画像赤枠)、投資家心理が短期間で急速に悪化していることが見受けられる。

また、投資家の心理状況を表すCrypto Fear & Greed Indexを見ても関税戦争が激化した2024年4月上旬の水準まで低下している。グリーンランドを巡る米欧間の紛争が、暗号資産市場にかなりの悪影響を及ぼしていると考えられる。

加えて、成行注文の状況を見ると、断続的に大口の現物売りが確認されている。今回の下落がデリバティブ主導ではなく、現物市場主導で進行している可能性が高い点は重要である。(下画像赤枠)

現状分析(1/21日AM9時)

世界経済全体で経済的な不確実性リスクの高まりの影響を受け、ビットコインは下落を続けている。

ビットコインは、戦争や経済封鎖、大規模災害など、物理的な供給ショックを伴う国家的有事においては、持ち運びの容易さと換金性の高さから安全資産として選好される側面がある。一方で、世界同時株安や関税戦争のような「経済的有事」においては、価格変動率が大きいリスク資産として扱われ、資産防衛の観点から真っ先に売却されやすい。この性質が今回は顕著に表れた局面である。

ただし、昨年4月の関税戦争局面でも一時急落となったものの、緊張の緩和とともに価格は上昇に転じた経緯がある。トランプ大統領や欧州首脳が出席するダボス会議の交渉状況が、市場の不確実性リスクを後退させる契機となり得る。

  • 1/19~23日 ダボス会議
  • 1/22日 米PCE価格指数
  • 1/23日 日銀政策決定会合
  • 1/23日 米PMI指数

関連:ブラックロックの2026年投資展望 AI投資が米株式市場を牽引、ステーブルコインは金融の架け橋に

関連:2026年末のビットコイン価格はどうなる?有識者7人に予想を聞いた

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/18 木曜日
07:35
ビットコイン長期保有者の保有比率が過去最高、弱気相場の終盤か=K33分析
仮想通貨調査会社K33は、ビットコインの流通供給量の79%を長期保有者が保有し過去最高水準に達したと報告した。旧コインの売り圧力低下が弱気相場の終盤を示すとしている。
06:50
ブータン政府が533BTCをバイナンスに送金、売却目的か
ブータン王国政府が新たに533BTCをバイナンスに送金したことがオンチェーンデータで明らかになった。残高は2024年10月のピーク時から約1.1万BTC減少、1749BTCまで落ち込んでいる。
06:25
イリノイ州が仮想通貨取引税を導入、業界団体が「全米で最も厳しい税制」と強く反発
米イリノイ州の知事がデジタル資産取引税法に署名し、2027年1月から仮想通貨の取引・保管に0.2%の課税が始まる。業界団体は全米初の取引ベース課税として強く反発している。
05:55
米FOMCタカ派シフトで仮想通貨・半導体株が下落、ドットプロットが年内利上げ示唆
米連邦準備制度理事会は17日、政策金利を3.5〜3.75%に据え置いた。ケビン・ウォーシュ新議長の初会合となったFOMCでは、18人中9人が2026年内の利上げを予測し、コアインフレ見通しも上方修正された。仮想通貨ビットコインが急落した。
05:00
米住宅法案にCBDC禁止条項、2030年末まで中央銀行による発行を禁止へ
米上下院の超党派議員が16日、21世紀ROAD住宅法案の更新版テキストを公開した。住宅供給拡大を柱とする同法案には、連邦準備制度によるCBDC発行を2030年末まで禁止する条項が付帯されており、6月23日以降に下院採決が予定されている。
06/17 水曜日
17:07
ビットコイン価格より先にファンダメンタルズが回復、スイスブロック分析
仮想通貨分析会社スイスブロック(Swissblock)が6月17日、ビットコインのファンダメンタルズ指数が2月以来「Higher Lows(安値切り上げ)」を形成していると指摘。流動性とネットワーク成長の安定化が先行し、価格構造が後追いで回復するパターンが進行中としている。
15:55
韓国の仮想通貨取引量、前年比28%減 AI・半導体株に投機資金が流出=報道
韓国の仮想通貨取引量が2026年第1四半期に前年比28%減と、主要市場で最大の落ち込みを記録。KOSPI主導のAI・半導体株ブームが投機資金を吸収しており、国内取引所の規制上の制約も重なってリテール投資家の離脱が加速している。
15:22
北陸銀行とディーカレットDCP、DCJPY決済の商用化で基本合意 2027年度開始目指す
北陸銀行とディーカレットDCPが、デジタル通貨「DCJPY」を活用した決済事業の商用化に向け基本合意書を締結。B2B決済や給与振込など複数のユースケースを検討し、2027年度中のサービス開始を目指す。
14:29
アライドバース、ソラナバリデータ運用を開始 Dawn Labsと「Japan SOL」始動
この記事のポイント Allied Validator運用開始、LSTとKaminoのルーピング運用を実施 Dawn Labsと企業向け「Japan SOL」始動、SOLトレジャ…
14:05
ビットコイン相場、底打ち判断は時期尚早 「流動性の回復が鍵」=ウィンターミュート分析
ウィンターミュートが週次レポートで、ビットコインの直近反発はマクロ環境改善による安堵感に過ぎないと分析した。底打ち判断にはステーブルコイン・ETF・DATの資金流入が鍵となり、現状は時期尚早と指摘する。出来高の細る夏場は5万ドル台への下落の可能性もあると警告した。
13:49
GMOコイン、仮想通貨・FXなど向けAI分析でブリッジワイズと提携
GMOコインがイスラエル発のAI投資分析企業ブリッジワイズ(BridgeWise)と長期的な戦略的パートナーシップを締結。準リアルタイムのAIアラートシステム「シグナルワイズ」の提供をすでに開始しており、今後は複数のAI分析ツール群への展開も見込む。
13:45
AIエージェントがサイト閲覧でお金を払う仕組み、コインベースとAWSで実現
コインベースとAWSがウェブサイトがAIエージェントのアクセスに対して仮想通貨USDCなどで課金できる仕組みを実現した。決済プロトコル「x402」をCloudFrontとWAFに統合する。
13:20
FTX創業者SBF、25年の刑期中に独自コイン発行を構想か=報道
服役中のFTX創業者サム・バンクマン=フリード氏が、出所後に独自の仮想通貨を発行する意向を示唆したとニューヨーク・マガジンが報じた。6月8日には大統領恩赦も正式申請している。
10:45
中国デジタル人民元の国際送金基盤、26機関が直接接続 決済数時間へ
上海でe-CNYセンター・インターナショナルへの直接参加機関が26行に。スタンダードチャータード中国やタイ・シンガポール等の中国系銀行拠点が第一陣として署名。従来数営業日を要した国際送金決済が数時間に短縮される。
10:23
コインベースの「あらゆる資産の取引所」構想加速、トークン化株式・オプション・AIアドバイザーを順次導入
コインベースはトークン化株式やオプション取引、AIアドバイザーなど複数の新サービス開始を発表した。ワンストップで様々な資産を取引できるプラットフォームを目指している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧