米仮想通貨分析企業、ビットコイン市場の「売り圧」を独自コホート分析

Coin Metricsが売り圧を分析
米Coin Metricsが、独自のコホート分析で直近のビットコイン弱気相場を考察した結果、下落は主に短期トレーダーによるもので、保有者全体を見ると未だ強気相場にあると結論付けた。

Coin Metricsが売り圧を分析

ビットコイン(BTC)は25日、15%以上の下落幅を記録し、6月中旬以来の安値を付けた。

そんななか、米仮想通貨分析企業Coin Metricsは独自のコホート分析を行い、「ビットコインは未だ強気相場にある」と結論を付けている。Coin Metricsの「最近の売り圧力は主に1万〜1万2千ドルで買いに入った短期トレーダーによるものだ」と説明している。

コホート分析とは、対象となる集団をグループごとに分けて、その行動等を調査する手法である。Coin Metricsは、トレーダーを3つの集団に分けて分析を行なった。

  1. 過去にBTCを1万3000〜2万ドルの間で購入した人々
  2. 過去にBTCを8,000ドル以下で購入した人々
  3. 過去にBTCを1万〜1万3000ドルの間で購入した人々

今回の売り圧力の大半は、主に1BTC=1万〜1万3000ドルの急騰局面(今年6月)で高値掴みしていた、3番目のグループに由来するという。

このことから、ある程度損切りをしつつポジションをキープしていた短期保有者のロスカットが下げ圧力となっているものと考えられる。短期トレーダーは過去9日間で、1万ドルで購入した50万BTCを売却し、8,000ドルのビットコインを75万BTC買い戻したという。

一方、1番目と2番目のグループでは、売り圧力はほとんど観察されていない。

2017年後期からのホルダーが大半を占めると考えられる”1番目”のグループの投資家らは、市場が下落する前に、約72万BTCを保有していた。ブロックチェーンでの行動を読み解くと、20%の価格下落時にもこのグループの持つほとんどのビットコインは休眠したままだった。動いたのは72万のうち、4140BTCだけであり、このグループに属するトレーダーは、長期保有を見越したいわゆる「ガチホ勢」と見られる。

また、過去にビットコインを8000ドル以下で購入した”2番目”のグループが持つ約1146万BTCのうち、15万BTCだけが今回動いた。このグループも、ビットコインに強い信念を持つ長期保有者の比率が高いものと考えられる。

つまり、これら2つの集団においては、中・長期で保有しているため、利確やパニック売りは限定的だ。Coin Metricsは、大幅続落に伴う長期保有者の損切りなどが見られない限り、(長い目線で)ビットコインは強気にあると結論付けた。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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