WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テゾス(Tezos)は、ハードフォークなしでアップグレードできる独自の仕組みを持つブロックチェーンプラットフォームです。

2014年にArthur Breitman氏とKathleen Breitman氏によって立ち上げられ、2018年のメインネット開始以来、コミュニティ主導でプロトコルが進化を続けています。

テゾスエコシステムのメンバーが、WebX 2025にゴールドスポンサーとして出展します。体験型展示、共同創設者によるRWAトークン化に関するパネル討論、そしてコミュニティ交流イベント「Tezos Breakfast Club」を通じて、日本のWeb3コミュニティに最新動向を紹介します。

WebX会場のG-79にあるテゾスブースでは、来場者向けに特別な体験が用意されています。アニメ風に変換された自撮り写真をお土産として持ち帰ることができるほか、日本限定版のテゾスブランドグッズが当たる「くじ引き形式」の必ず当たる抽選会にも参加できます。

TZ Apex WebX Editionに参加することで、くじ引き券を事前に確保できます。また、在庫がある限り、イベント会場でも入手可能です。

本記事では、テゾスの基本的な仕組みからWebX限定の体験について詳しく解説します。

目次
  1. テゾスとは?
  2. XTZトークンの概要と市場動向
  3. テゾスの技術的優位性と最新動向
  4. WebX 2025でのテゾス体験:3つの注目ポイント
  5. 参加方法と事前準備
  6. まとめ

テゾスとは?

テゾスの最大の特徴は、安全にネットワークに新機能を追加できることです。一般的なブロックチェーンでは、大規模なアップグレード時にコミュニティが分裂し、別々のチェーンが生まれるリスクがあります。テゾスプロトコルは「Self-Amendment(自己修正)」という仕組みにより、プロトコル自体にアップグレード機能を組み込むことで、この問題を根本的に解決しました。

Proof of Stake(PoS)を採用しており、マイニング不要で環境負荷の低い持続可能なブロックチェーンとして運営されています。「ベーカー」と呼ばれるバリデーターが、ネットワークのセキュリティを維持しながら報酬を得る仕組みです。

また、「オンチェーンガバナンス」という仕組みを持ち、XTZ保有者は誰でもプロトコルの変更の提案に投票できます。5段階の投票プロセスを経て、コミュニティメンバー主導でブロックチェーンのアップデートが決定されます。これにより、特定の開発者や企業に依存しない、真に分散化された運営が実現しています。

XTZトークンの概要と市場動向

  • ティッカーシンボル:XTZ
  • 現在価格:$0.821(約120円)
  • 時価総額:約1,300億円
  • 過去最高値:$9.12(2021年10月)
  • *データ出典:CoinGecko(2025年8月時点)

テゾスのネイティブトークン「XTZ」は、ネットワーク上でのトランザクション手数料の支払い、ステーキング、ガバナンス投票に使用されます。

国内取引所での取り扱い

日本国内では、OKCoin Japan、SBI VCトレード、GMOコイン、BitTrade(旧Huobi Japan)、bitFlyerなどの主要取引所でXTZの取引が可能です。

最新動向

Tezos X

出典:Tezos

Tezos上で開発を行うチームは「Tezos X」という野心的なビジョンを掲げています。従来のブロックチェーンでは、すべての処理を1つのチェーンで行うため速度に限界がありました。Tezos Xでは、処理を複数の層に分けて高速化しながら、利用者には今まで通りシンプルに使える設計を目指しています。

2026年までに、テゾスエコシステムの貢献者はJavaScript、Python、Javaなど一般的なプログラミング言語でアプリ開発ができる統合プラットフォームを構築することを目指しています。将来的には、「現在のクラウドサービスのように、様々なアプリケーションを支える基盤となること」をテゾスエコシステムのビジョンとしています。

高速処理を実現するレイヤー2

Smart Rollups(スマートロールアップ)は、メインチェーンとは別の環境で大量のトランザクションを高速処理する技術です。理論上100万TPS(毎秒トランザクション数)の処理が可能で、従来のブロックチェーンの限界を大きく超えています。

出典:Tezos

この技術を活用したEtherlink(イーサリンク)が2025年2月に正式稼働しました。イーサリアム互換のため、既存のイーサリアムアプリをそのままテゾス上で動作でき、開発者は慣れ親しんだ環境で開発可能です。

注目プロジェクト

世界初ウランをトークン化「xU3O8」

出典:Tezos

世界初のウランをトークン化した「xU3O8」は、テゾスエコシステム上でのRWA(現実資産)トークン化の実例として日本市場でも注目を集めています。2025年7月にEtherlink上でローンチされたこのトークンは、実際のウラン酸化物(イエローケーキ)に裏付けられており、Gate.io、KuCoin、MEXCなどの主要取引所で取引されています。

AI時代の到来により、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、メタなどの大手テック企業がデータセンター用電力確保のため原子力発電への投資を加速させており、ウラン需要が急増しています。従来は最低投資額が約420万ドル(約6億円)規模で機関投資家に限定されていた市場を、トークン化により個人投資家も少額から参加可能にしました。

Reaper Actual

出典:Tezos

EverQuestやPlanetside 2など大ヒットゲームを手掛けたJohn Smedley氏が率いるDistinct Possibility Studios(DPS)が開発中の大規模マルチプレイヤーシューティングゲームです。

Etherlinkの技術を基盤として構築され、プレイヤーがログアウトしている間も島の状況が変化し続ける永続型の世界を採用。リアルタイムバトル、アイテムの所有・取引が可能なプレイヤー経済、そして継続的にキャラクターが成長するシステムを実現しています。

Fortify Labs第2期コホート

出典:TZ APAC

アジア太平洋地域でテゾスの普及を推進するTZ APACの起業家支援プログラム「Fortify Labs」では、第2期として6つのプロジェクトを支援中です。

第1期の成功例、Questflowは月間利用者数を156倍に拡大しました。選出されたプロジェクトは資金提供と7か月間の開発支援を受け、Pavilion CapitalのEdmund Ng氏など業界トップクラスのメンターが助言を行っています。

ちなみに、WebXのテゾスブースで来場者が体験できるアニメスタイルのフォトブースは、Fortify Labs第2期コホートのプロジェクトの一つであるSogniの技術を活用したものです。

WebX 2025への出展(テゾスエコシステムによる)

出典:Tezos

1.日本限定の体験型コーナー

テゾスのブースではWebX来場者向けに、日本文化とブロックチェーン技術を融合させた特別な体験を用意しています。

TZ Apex WebXエディションは、WebX開始前から参加できるオンラインキャンペーンです。テゾスエコシステムが開催するコミュニティ参加型イベント「TZ Apex」の日本特別版として、日本をテーマにしたクエストが用意されています。

クエスト管理プラットフォーム「Zealy」上で簡単なタスクを完了し、ポイントを集めることでWebX会場のテゾスブースで特別な特典を受け取ることができます。

会場では、全員が景品を獲得できる抽選会が実施される予定です。景品には以下が含まれます。

※日本限定版トランプは、WebX参加者がG-79のTezosブースで獲得できる限定特典の一例です。

  • 日本限定デザインのテゾスブランドTシャツ
  • テゾストランプ
  • オリジナルステッカー
  • 北斎「神奈川沖浪裏」レゴ3Dウォールアートセット

Sogniアニメ化フォトブースでは、来場者の写真をリアルタイムでアニメ風に変換。その場でプリントアウトして記念品として持ち帰れます。フォトブース利用者には、くじ引きの追加チャンスも提供されます。

2. Arthur Breitman氏によるパネル討論

共同創設者の紹介

Arthur Breitman氏(@ArthurB)は、テゾスの共同創設者で、コンピューター科学者・起業家として活躍しています。

数学とコンピューター科学の専門知識を活かし、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーで金融工学分野に従事した後、グーグルと自動運転開発のWaymoで研究エンジニアを務めました。

フランスの名門大学エコール・ポリテクニークとニューヨーク大学クーラント研究所で応用数学を修めた同氏は、現在テゾス財団評議会のメンバーとして活動するとともに、ロンドンを拠点にテゾスの普及を推進するTrilitech社の取締役も兼任しています。

セッション内容

8月26日(火曜日)11:25から12:05まで、UPCXステージでテゾス共同創設者のArthur Breitman氏が「Institutional Blueprint for the Tokenized RWA Economy」というテーマで登壇します。

パネリスト

  • Arthur Breitman(テゾス共同創設者)
  • Nao Kitazawa(Eight Roads Ventures ベンチャーパートナー)
  • Niki Ariyasinghe(Chainlink Labs アジアパシフィック・中東事業開発責任者)
  • Kaya Kanamori(ソニー銀行 チーフフィンテック戦略担当、DX事業企画部長)

Real World Assets(不動産、株式、コモディティなどの実物資産)のトークン化がもたらす金融市場の変革について、技術、投資、規制の観点から議論が展開されます。

3. Tezos Breakfast Club

8月27日朝、WebX参加者と日本のWeb3コミュニティメンバーが、テゾスエコシステムのメンバーと朝食を共にしながら交流できる特別イベントです。

技術的な質問から、ビジネスの相談まで、リラックスした雰囲気で直接対話できる貴重な機会となります。イベントへの登録はこちらから。

詳細情報

  • 日時:2025年8月27日
  • 時間:10:00 – 12:30
  • 会場:Crypto Cafe&Bar クリプトカフェアンドバー
  • 住所:〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 3 Chome−5−7 Digital Gate Bldg, 2F

参加方法と事前準備

TZ Apex WebXエディションへの参加手順

  1. TZ Apex WebXエディション(https://bit.ly/TZApex_CPArticle)にアクセス
  2. メールアドレスまたはSNSアカウントで登録
  3. 簡単なクエストをクリア(SNSフォロー、コンテンツシェアなど)
  4. ポイントを獲得し、WebX会場のテゾスブース(G-79)で特典と交換

クエストは数分で完了できる簡単なものばかりです。英語が苦手な方でも、画面の指示に従うだけで参加できます。

会場での流れ

  1. G-79のテゾスのブースを訪問
  2. Zealyプロフィールをスタッフに提示
  3. くじ引き券を受け取り
  4. くじを引いて景品を獲得
  5. フォトブースで記念撮影(追加くじ引きチャンス)

ブースは両日とも開場時間中は常時オープン。テゾスエコシステムのメンバーが常駐し、技術的な質問からビジネス連携の相談まで対応します。

まとめ

テゾスプロトコルは、ハードフォーク不要でアップグレードできる独自の仕組みと、コミュニティ主導のガバナンスにより、着実に進化を続けています。

WebX 2025では、共同創業者のArthur Breitman氏による講演、コミュニティとの交流を通じて、テゾスエコシステムが描く分散型技術の未来を直接体験できます。特にTZ Apex WebXエディションへの事前参加により、より充実した体験が可能になります。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/29 木曜日
14:47
ビットコイン、8万5000ドルの壁に阻まれレンジ相場続く=グラスノード分析 
Glassnodeの週次レポートによると、今年4度押し戻された8万5,000ドルが価格の壁となっている。 ビットコインETF需要は後退する一方、保有者による損失確定売りは縮小。価格はレンジ内で推移し、ボラティリティも大きく低下している。
13:55
米大手清算・決済機関DTCC、トークン化サービスを開始 金融20社が利用契約
米DTCC傘下のDTCがトークン化証券サービス「DTS」を開始した。JPモルガンなど20社が利用契約を結んでいる。対象は大型株やETF、米国債でSEC無措置書簡が根拠となる。
11:49
ビットワイズ、ビットコインは2036年に160万ドル到達と試算 年率34.3%
ビットワイズは、ビットコインが2036年に159万9,766ドルに達するとの試算を公表した。年率34.3%で前年の28.3%から上方修正。機関投資家の1から5%配分で最大7.4兆ドルの資金流入を想定し、量子コンピュータなどのリスクも挙げた。
11:25
SBI、米クロスリバー親会社と日本合弁へ RWAトークン化やAI決済
SBIホールディングスが米クロスリバー銀行の親会社CRBグループと、日本での合弁会社設立に向け基本合意。融資債権のRWAトークン化やクロスボーダー決済、AIエージェント向け決済を検討し、円建てステーブルコインJPYSCの導入も検討する。
10:44
リップルとコインベースが提携、ステーブルコインRLUSDのアクセス拡大へ
仮想通貨業界大手のリップルとコインベースがパートナーシップを締結。コインベースが段階的にRLUSDに対応することやXRPLなど3チェーンで入出金可能になることなどを発表した。
10:12
グーグル、金融機関向けの仮想通貨・トークン化資産セキュリティツールを限定公開
グーグルが金融機関向けの仮想通貨保護サービスを限定公開した。MPCで秘密鍵を分散管理する仕組みで、複数の金融機関が試験中。商用提供は2027年初頭の予定だ。
09:10
リップル「2026年は成功の年」、年間プロダクト収益のランレートは1400億円超へ
リップルは、2026年の年間プロダクト収益のランレートを算出し、約1,420億円に近づいていると発表。多様なソリューションを利用している顧客やパートナー企業の数が3倍になったとも公表した。
10/28 水曜日
19:27
米国人の63%「金融システムの刷新が必要」 仮想通貨は認知に壁=米DEF調査
米DeFi教育財団(DEF)とIpsosが米国の成人1,545人に実施した調査で、現在の金融システムを安全と考える人は19%で、63%が刷新を求めた。一方、仮想通貨取引所への信頼は4%、DeFiは5%と低く、認知の壁も明らかになった。
18:06
日本ビットコイン産業、BTC現物出資で約8億円調達へ ANAP系と提携
ビットコイン決済事業の日本ビットコイン産業は28日、ビットコインの現物出資による約8億円の第三者割当増資を発表した。ANAP子会社とはライトニングネットワークのルーティング事業で提携し、カード決済に頼らない越境決済の基盤づくりを進める。
17:35
XRPクジラの保有比率68.5%、約4年ぶり高水準=サンティメント
サンティメントによると、1,000万XRP以上を持つウォレットの保有量が468.7億XRPに達し、供給量の約68.5%と2022年11月以来の水準に。価格低迷下での買い増しと、同社が示す節目をまとめた。
16:10
XRPレジャーのRWA、9割が未流通 エバーノース分析
この記事のポイント DEXのXRP取引、ステーブルコイン建てが86%に 融資機能XLS-66、バリデーターの承認待ち RWAの9割、オンチェーンで動かず XRPを保有・運用する…
14:24
商工中金、トークン化預金「DCJPY」発行へ 電子船荷証券と同時決済検討
商工中金が発行するトークン化預金「DCJPY」を貿易決済に使う検討が始まった。DCPとSTANDAGEが電子船荷証券の移転と代金決済を同時に行う仕組みを検証し、2028年度の商用化を目指す。日経は年内にも実証を始めると報じた。
13:55
メタプラネット傘下入り予定のスーパーリーグ、4BTC追加購入
米ナスダック上場のスーパーリーグ・エンタープライズが、22日から25日にかけて4BTCのビットコインを平均約8万581.26ドルで購入した。メタプラネットからの出資は、2026年第4四半期の完了を予定している。
13:20
日本円建てステーブルコイン「JPYC」1周年、累計発行額は120億円超
日本円連動のステーブルコイン「JPYC」が発行1年を迎えた。累計発行額は120億円超、流通額は約30億円に達している。提携先は広がる一方、流通額の拡大が課題となっている。
12:15
トヨタファイナンス、グループ初の直接募集型デジタル社債を発行 申込額10倍超
トヨタファイナンスは27日、トヨタグループ初の自己募集によるセキュリティトークン社債を発行した。ブロックチェーン基盤を採用し、発行予定額の10倍を超える申込があったため抽選とした。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧