フェイスブック主導の「リブラ協会」、決済大手PayPalが会合に不参加

PayPal、リブラ協会への参加見送りか
決済大手PayPalが、フェイスブック主導の仮想通貨リブラを運営・管理するリブラ協会への参加見送りを検討しているとの観測がある。3日開催の会合に参加予定だった28社の内、Paypalだけが不参加だったという。

PayPal、リブラ協会への参加見送りか

決済大手PayPalが、フェイスブック主導の仮想通貨リブラを運営・管理する「リブラ協会」への参加を見送る可能性が高いことが分かった。フィナンシャルタイムズが報じた。

10月3日に米国の首都ワシントンで開催されたリブラ協会の会合に、PayPalの担当者は出席をしなかったという。会合への参加が予定されていた28社の内、出席しなかったのはPaypal1社だけだった。

PayPalの動きの背景には、以前から報道されている通り、リブラに対する各国規制機関の強い反発があるとみられる。PayPal以外でも、決済大手Visa、Mastercard、Stripeが、リブラプロジェクトへの正式参加を再考中だ。今後もビジネスを継続していくには、規制当局と良好な関係を維持したいは当然である。

関連世界的決済大手4社がリブラ協会への参加を躊躇

一方、以前PayPalのトップを務めた、フェイスブックの仮想通貨責任者であるDavid Marcus氏は、リブラ協会への参加を見送る企業があることは現時点では聞いていないと説明した。

リブラ協会は、最終的に100の企業・団体の参加を目指している。PayPalが創設メンバーからは外れ、その後に参加をする可能性も残っている。

参考資料 : フィナンシャルタイムズ

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スイスの規制当局FINMAの代表が、リブラ・プロジェクトよりも危惧するプロジェクトについて語った。当局としては、リブラについて前向きかつしっかりとした対応を行なっていくという。
「リブラ協会」は初めて仮想通貨リブラのロードマップを公開した。専用ウォレット「Calibra」のチームがメインネットローンチまでどのように関わっていくか、ノードの運営方法などが記載されている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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