フランスのタバコ店で、大規模なビットコイン(BTC)販売を開始
- フランスのタバコ店、BTC販売を開始
- 仏仮想通貨関連企業、ケプラーク(Keplerk)社がタバコ販売店でのビットコインの販売を再開する。対象店舗は5200以上に及ぶことが分かった。
フランスのタバコ店、BTC販売を開始
フランスの仮想通貨ウォレット企業、ケプラーク社が、タバコ販売店でビットコインの購入を10月10日より再開、対象店舗は5200以上に及ぶことが分かった。フランスのニュースメディアbfmtvが報じた。
ケプラーク社のユーザーは、50ユーロ、100ユーロ、250ユーロ分のクーポンをタバコ販売店で購入、間接的なビットコインを販売も行うという。ビットコインはフランスでは法的に金融資産とはみなされていないため、特定の規制枠組みは適用されていないという。
タバコ販売店にとっては、売上増加とイメージアップに繋がり、仮想通貨業界にとっても、仮想通貨に好奇心を持っている人々に、一番知られた暗号資産であるビットコインを身近な場所で、簡単に入手できるようにするメリットがあるとみなされている。
このサービスは、昨年11月に発表され、2019年1月に開始されていたが、2か月も経たない2月27日に一度中断された経緯がある。
理由は、ビットコインの取引速度の遅さであったとケプラーク社は説明している。仮想通貨ウォレットでビットコインを受け取るのに最大8時間かかった人もいると同社のCEO、Adil Zakhar氏は語った。
今回のサービス再開にあたって、ビットコインのトランザクションタイムは縮減されたことや手数料の削減を再度確認。例えば250ユーロ相当のビットコインを購入する場合に請求される手数料は7%から5.5%に減ったとコメントした。
ビットコイン販売に参加するタバコ販売店は、ケプラーク社と提携しているBimedia社によって提供される決済端末を備えている。
フランスで拡大する仮想通貨決済
フランスでは仮想通貨による決済が拡大している。2020年までに30社以上の小売業が、25,000以上の店舗でビットコイン(BTC)の支払い受付を開始する予定だ。
対象店舗にはスニーカー大手のFoot Lockerや人気化粧品店Sephoraなどが含まれている。
仮想通貨を保有するフランス人は約400万人いると言われ、先日、フランスの経済財務大臣ブルーノ・ル・メール氏は、仮想通貨間取引を課税しない方針を示した。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します