「仮想通貨BTCが強気相場に突入」米著名投資家が示す四つの理由

強気相場と判断する根拠

米投資ファンドFundstrat社の創設者で著名投資家のトム・リー氏が、ビットコイン(BTC)は一時的なリスクオフの期間が終了し、強気相場が再開したという見方を示した。

中国の動向などを背景に、米国でも仮想通貨に前向きな動きが確認されるだろう、と政策面の予想も展開した。

上記ツイートで、強気相場と見る根拠を4つ挙げている。

  • 中国の動向
  • 米株価指数S&P500の最高値更新
  • ビットコイン悲惨指数(BMI)の回復
  • ビットコイン市場の25日に記録した価格急騰

中国の動向とは、25日に習近平国家主席が「中国がブロックチェーン分野で世界を牽引する地位を確立できるよう推進する」と発表したことから始まった一連の動きを指す。本日はさらに中国人民銀行が、ブロックチェーン関連の11製品に公認資格を付与することが明らかになった。

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習国家主席は仮想通貨に言及はしていないが、ビットコインの基幹技術として開発されたブロックチェーンに対して経済大国の中国が関心を高めたことで、4つ目にあるビットコインの価格の急騰にもつながった。なお、上記ツイートのコメントでリー氏は、「米国も遠くないうちに仮想通貨の価格上昇につながるような政策を発表するだろう」と予想している。

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米国株式市場の動向を示すS&P500との関連については、リー氏は以前から「S&P500指数が新高値を更新するとビットコインも上昇する」と述べている。S&P500と相関性には懐疑的な見方をする専門家もいるが、リー氏は自身の見解に従い、今回の予測の根拠に加えた。

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最後にビットコイン悲惨指数(BMI)だが、この指標は過去にもリー氏は取り上げている。BMIとは、ビットコインのモメンタムを0〜100までの数値範囲で示す指標で、27以下となれば「悲惨」、67を越えれば「幸福」となる。この数値が24日に36を示してから上昇に転じたことで、ビットコインが強気相場へ転換したとみなす根拠に加えた。

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FOMCを控え様子見基調の強まる国際金融市場。ビットコイン(BTC)など仮想通貨市場も例外ではなく、FRBの声明内容などが注目される。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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