米国で世界最大級のビットコインマイニング施設建設へ 上場企業2社が利用を予定

米国で世界最大級のビットコインマイニング施設建設へ

ドイツのBTCマイニング企業Northern Bitcoin社が、米国Whinstone社と合併し、世界最大級のマイニングファームを建設することが分かった。

Whinstone社は米国テキサス州に、マイニング施設を建設に着手しており、完成すれば100エーカー(約40万5000平方メートル)以上のエリアで1ギガワットの発電容量を可能にするという。

先月、中国の仮想通貨マイニング大手のBitmain社が開設を発表した、テキサス州のマイニング施設は300メガワット以上の出力までを予定しているため、その規模を上回る計算だ。

施設は三段階の工程を踏んで建設が進められていき、2020年の第1四半期に予定されている最初の建設段階が完了すると、同社はすでに300メガワット以上の発電容量を持つ、世界最大規模のマイニングファームになる見込み。その後2段階の工程を経て、1ギガワットの発電容量を持つマイニング施設を建設する。

三段階すべて建設完了するのは2020年第4四半期になる見込みだ。

最初に施設を利用する顧客もすでに決定しており、上場企業2社が、ビットコインマイニングのため、かなり大きな電力容量を使用することになっているという。(名前は現在明かされていない)

完成した施設は、米国最大級のデータセンターともなり、 マイニングなどのブロックチェーンに特化した機能に加えて、高速なビデオレンダリング(ビデオテープなどに記録された映像データをデジタル化し編集を行うこと)や人工知能アプリケーションのためにも利用できるようになる見込みである。

「この合併により、ビットコインマイニングで当初よりも早く世界トップに躍り出た。Whinstone社のチームは過去数年にわたって素晴らしい仕事をしており、世界最大のマイニング施設を建築していることでブロックチェーン業界のリーダーであることを証明している。」と、Northern Bitcoin社のCEO、Mathis Schultz氏は述べた。

持続可能なマイニング

ドイツに拠点を置くNorthern Bitcoin社は、「持続可能なマイニング」を掲げて2018年に立ち上げられ、急速な成長を遂げている。

ノルウェーの再生可能エネルギー源に基づいた採掘サイトを運営しており、費用効率が高く再生可能エネルギーに基づいた独自の最先端のマイニングハードウェアと、自社開発のマイニングプールを有している企業だ。独自のビットコインウォレットの提供も行なっている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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