WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

生成AIが選ぶ最良のマネーはビットコイン、6社モデルでBTCが首位=BPI調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

 
この記事のポイント
  • ビットコインは「貯蓄」、ステーブルコインは「決済」と役割分担
  • 回答の91%がデジタル通貨を支持、既存の銀行通貨を敬遠

ビットコインとステーブルコインの役割分担

米国のシンクタンク「ビットコイン政策研究所(BPI)」は3日、AI(人工知能)が経済的活動を行うために、どの形態の貨幣(マネー)を選択するのか調査を行った。

結果として、AIは法定通貨よりもデジタル形式の貨幣を圧倒的に支持し、特にビットコイン(BTC)を最も価値のある資産として選ぶ傾向を示している。

役割別では、ビットコインが「貯蓄・価値の保存手段」として信頼される一方で、ステーブルコインは日常的な「支払い手段」として好まれるという機能的な使い分けが見られた。

なお、ビットコイン政策研究所は、今回の調査結果を仮想通貨市場の方向性に関する予測としては使わないよう注意を促している。AIの選好はトレーニングデータのパターンを反映したものだという限界があり、実際の世界の予測は困難だと述べた。

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、アルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

研究者は、アンソロピック、オープンAI、グーグル、ディープシーク、xAI、ミニマックスの6つのプロバイダーが提供するAIモデルを、価値の保存、日常的な支払い、計算単位、清算などといった貨幣の中心的な役目のそれぞれについて、どれを好むか分析している。

選択肢としては、ビットコイン、ビットコイン以外の仮想通貨、ステーブルコイン、法定通貨および銀行通貨(CBDC含む)、トークン化RWA(金、株式、債券などをトークン化した資産)、コンピューティングユニット(kWh、GPU時間などのエネルギーまたはコンピューティングリソースの単位)、未分類が存在した。

実験では9,072件の回答が生成され、その後、別のAIが回答を分類している。

この回答のうち4,378件がビットコインを好ましい手段として選択。他のどの選択肢よりも多かった。また、テストされた36のモデルのうち、22のモデルがビットコインを総合的に最も多く選択していた。

特にビットコインは「長期的な価値の保存手段」として選択されている。「複数年にわたる購買力の維持」に関するシナリオでは、2,268件の回答のうち79%にあたる1,794件がビットコインを選択している。

このシナリオでは6つのAIプロバイダー、およびその36のAIモデルすべてでビットコインが最も好まれた。2位のステーブルコインが7%、3位の法定通貨は6%と引き離している。

一方、日常の支払いではステーブルコインが好まれていた。サービス、少額決済、国際送金といった支払いシナリオにおいて、ステーブルコインを好む回答が53%で首位だった。

2位はビットコインで36%である。ビットコインを最も好むモデルでさえ、日常的な取引にはステーブルコインを優先していた。3位は法定通貨だが、引き離されており5%である。この傾向も、すべてのプロバイダーやモデルサイズに一貫していた。

開発元による差異もあり、アンソロピック社のモデルは、すべてのシナリオを総計して平均68%とビットコイン選好の度合いが最も高い。しかし、オープンAI社のモデルは平均26%にとどまっている。

これは学習データや調整手法の違いが反映されているとみられる。

ビットコイン政策研究所は、実質的な回答の91%が、従来の法定通貨よりもデジタルネイティブな貨幣(ビットコイン、ステーブルコイン、アルトコイン、トークン化資産、コンピューティングユニット)を選択していたとも指摘した。

今回の結果を受けて、政策立案者と金融機関は、自律型AIエージェントが金融ネットワークの重要な参加者となり、ビットコインなどオープンでパーミッションレスなシステムを強く支持する未来に備える必要があると結論している。

関連:人工知能時代の到来はビットコインの追い風となるか、鍵は「金利政策」=NYDIGレポート

関連:レイ・ダリオ、「ビットコインは金の代わりにならない」と改めて主張 AIバブル・米財政危機も警告

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/25 日曜日
11:30
ビットコイン、8.5万ドル手前で失速 FOMCが最大の焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインは8.5万ドル手前で失速、AI・半導体株安に連れて1300万円を割り込んだ。8万ドル周辺では下げ止まり底堅さを維持。最大の注目イベントFOMCとGDP・PCEを控え、通過後の相場をbitbankアナリストが解説。
09:00
『投機』がこの10年のテーマ、注目すべきは予測市場・無期限先物取引所=Delphi Digital
ブロックチェーン調査企業Delphi Digitalが、投機を「建設型」と「宝くじ型」に分類し、両方が同時に加速する現状を分析した。投機の対象ではなく、取引所や決済インフラといった「胴元」に注目すべきと主張。
10/24 土曜日
17:00
ビットコイン、8万ドルまで下落後 ETF・企業の取得単価付近で反発=グラスノード
グラスノードは週間レポートで、15日に約8万ドルまで下落したビットコインが、現物ETFやトレジャリー企業の平均取得単価のすぐ下で反発したと指摘した。上値の価格帯も分析している。
16:30
マレーシアとタイの中銀、デジタルマネーの国際決済を推進する「BLOOM」に参加
シンガポール金融管理局は、マレーシア中銀とタイ中銀がデジタルマネーの国際決済を探る官民枠組み「BLOOM」に参加したと発表した。ビザやリップルなども今年加入している。
15:00
ユニスワップ、v4に外部流動性を取り込み 手数料はUNIトークン焼却に寄与
分散型取引所大手ユニスワップは22日、ユニスワップv4が外部の流動性源をプールとして扱えるアグリゲーターフックの提供を始めたと発表した。外部経由のスワップはプロトコル手数料を支払い、UNIの焼却につながる。
14:00
ソラナ、取引確定時間が約85分の1に 「アルペングロー」がメインネットで稼働
仮想通貨ソラナは、新コンセンサスAlpenglowをメインネットでローンチ。今回のアップグレードにはファイナリティが約150ミリ秒に短縮されるなどのメリットがある。
13:50
GMOコイン、自動売買の不正取引で注意喚起
暗号資産取引所GMOコインは23日、自動売買ツールによるものと考えられる不正取引について注意喚起し、現段階で自社口座の不正操作は確認されていないと説明した。取引履歴の確認、パスキーの設定、APIキーの確認を利用者に求めている。
13:30
イーサリアム、取引確定を16分から4分へ短縮案 チェーン間送金が安くなる可能性
イーサリアムの研究者らは21日、取引が書き換えられなくなる確定までの時間を平均約16分から約4分に縮める改善提案の草案を提出した。ただし設計は未完成で、実装時期は決まっていない。
13:10
ビットコイン採掘の熱で湯を沸かす温水器用ヒーター、『Bitwater』装置が登場
ヒートビットは24日、既存の電気温水器のヒーターと交換して仮想通貨ビットコインを採掘できる「ビットウォーター」を発表した。899ドルで予約を受け付けており、出荷は2027年第1四半期の予定だ。
13:00
米SEC、証券トークン取引所運営計画3社を公表 OKX・ICE合弁など
米証券取引委員会(SEC)は21日、イノベーション免除に基づきトークン化証券取引所の運営を届け出た3社を公表した。OKXとICEの合弁会社OKXICEなどが名を連ねている。
12:00
株式・金・原油などの無期限先物に高需要、10ヶ月で取引高33倍に=レポート
グラスノードとファサナラが10~12月期の仮想通貨市場レポートを発表。株式や金・原油などRWAの取引高が急拡大していると指摘しビットコインの重要な価格水準も分析した。
11:25
ジーキャッシュ、次期アップグレード『NU7』を11月5日ごろ実施へ
仮想通貨ジーキャッシュの公式Xは22日、11月5日ごろにメインネットで次期アップグレード「NU7」を実施する計画を発表した。ブロック生成間隔を75秒から25秒に短縮する。
11:05
ビットコインハッシュレートが回復、上場マイナーのAI事業転換進む中
クリプトクアントは22日の週間レポートで、AI事業へ転換した上場マイナー5社の採掘量が前年比47%減ったと指摘した。一方、ビットコインのハッシュレートはピークから8.8%以内の水準まで回復している。
10:55
米フランクリン、配当金でビットコインへの投資を増やすETF2本を登録
米運用大手フランクリン・テンプルトンが、配当金でビットコインへの投資を積み上げる米国株ETF2本の証券登録を完了した。ティッカーはFBEQとFIBTの見通しで、取引開始の時期は提出書類に記載されていない。
10:25
トランプ大統領、10億ドル近くの仮想通貨凍結に言及 「サイバーカレンシー」と表現
トランプ米大統領は21日、サイバー犯罪対策の円卓会議で、海外の詐欺師に関連する10億ドル近くの仮想通貨を凍結したと述べた。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧