WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

株式・金・原油などの無期限先物に高需要、10ヶ月で取引高33倍に=レポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 主要取引所で月間約122兆円規模に
  • 仮想通貨市場の取引高は依然として株式を大幅に下回る

仮想通貨と従来型金融

オンチェーン分析企業グラスノードと資産運用企業ファサナラ・デジタルは10~12月期に入った暗号資産(仮想通貨)市場の状況に関するレポートを発表した。従来型金融市場との比較や重要な価格水準など様々な面から報告している。

まず、従来型金融が、仮想通貨のインフラへと流入しつつあると指摘する。対象となっている取引所はバイナンス、OKX、ハイパーリキッド、ゲート、ビットゲット、バイビットだ。

これらの取引所における2025年11月時点の株式、金、原油などのRWA(現実資産)を参照する無期限先物(パーペチュアル)の月間取引高は235億ドルだったが、2026年8月には33倍となる7,780億ドル(約122兆円)に達した。無期限先物取引全体に占めるRWA商品のシェアは、同期間で0.5%から23.5%へと急上昇している。

レポートは、以上のようなシェア成長は仮想通貨自体の出来高が同期間に49%減少したことも一因だが、仮に仮想通貨の取引高を2025年11月の水準で固定した場合でもシェアは13.5%に達する計算であり、取引高の実質的な拡大が主導した成長だと分析した。

分散型取引所ハイパーリキッド(HYPE)では2026年10月時点で、株式、指数、コモディティを対象とした無期限先物の取引高が、同取引所におけるビットコインの無期限先物取引高の5分の4を超える水準に達している。

なお、2026年8月のRWA無期限先物の取引高は、米国株式市場の取引高全体の4.4%相当の規模に達していた。

関連記事:ロビンフッドが無期限先物開始、週末取引も追加へ──トレーダー争奪

米ロビンフッドは無期限先物取引を開始し、週末の株式取引開始も計画していると発表した。レバレッジ最大10倍の無期限先物提供や、ナスダックなど大手取引所の取引時間拡大の動きと合わせ、個人投資家の取引環境が広がる可能性がある。

米株式市場の規模は大幅に下回る

レポートは、2026年7月時点で、仮想通貨のトップ5取引所(バイナンス、OKX、バイビット、ゲート、ビットゲットの現物+仮想通貨無期限先物)の月間出来高をすべて合わせても、米国株式市場全体の約11%の規模にとどまっていると述べた。

出典:グラスノード

米国株式市場全体の取引高は7月の月間で20.5兆ドル(約3,200兆円)、仮想通貨の主要5取引所の合計は2.28兆ドル(約360兆円)である。仮想通貨で最大のバイナンスで1.1兆ドルだが、これはNYSE Arca単体(3.3兆ドル)の約3分の1にとどまる水準だ。

ただし、レポートはこの差が実際にはもう少し縮まる可能性についても言及。5取引所の集計には、コインベースやクラーケン、ハイパーリキッドその他の仮想通貨取引は含まれておらず、5大取引所での株式、金、原油を対象とした無期限先物取引も除外された下限の数字であると注意を促した。

ビットコイン相場の回復が維持される条件

レポートは、注目されるビットコイン(BTC)の価格水準としてはアクティブ投資家の平均コストである77,500ドルを挙げた。この水準を維持できれば強気相場が継続していると判断されるが、割り込めば強気でも弱気でもない中間的な局面へ逆戻りするリスクがあるとしている。

強気相場維持の条件としては、現物ETFへの資金純流入が3か月連続で継続すること、バイナンスの現物売買バイアス(CVD)がプラス圏を維持すること、先物未決済建玉(OI)がビットコイン建てで再拡大することだと見解を示した。

関連記事:ビットコイン短期クジラの含み益53%減、取引所に1万605BTC流入=アナリスト

オンチェーンアナリストのアクセル・アドラーJr.氏によると、ビットコインの大口短期保有者が抱える含み益は9月22日の98億ドルから46億ドルへ53%減少した。20日には1万605BTCが取引所に流入し、30日平均の2.8倍に達した。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/24 土曜日
13:00
米SEC、トークン化証券取引所運営計画3社を公表 OKX・ICE合弁など
米証券取引委員会(SEC)は21日、イノベーション免除に基づきトークン化証券取引所の運営を届け出た3社を公表した。OKXとICEの合弁会社OKXICEなどが名を連ねている。
12:00
株式・金・原油などの無期限先物に高需要、10ヶ月で取引高33倍に=レポート
グラスノードとファサナラが10~12月期の仮想通貨市場レポートを発表。株式や金・原油などRWAの取引高が急拡大していると指摘しビットコインの重要な価格水準も分析した。
11:25
ジーキャッシュ、次期アップグレード『NU7』を11月5日ごろ実施へ
仮想通貨ジーキャッシュの公式Xは22日、11月5日ごろにメインネットで次期アップグレード「NU7」を実施する計画を発表した。ブロック生成間隔を75秒から25秒に短縮する。
11:05
ビットコインハッシュレートが回復、上場マイナーのAI事業転換進む中
クリプトクアントは22日の週間レポートで、AI事業へ転換した上場マイナー5社の採掘量が前年比47%減ったと指摘した。一方、ビットコインのハッシュレートはピークから8.8%以内の水準まで回復している。
10:55
米フランクリン、配当金でビットコインへの投資を増やすETF2本を登録
米運用大手フランクリン・テンプルトンが、配当金でビットコインへの投資を積み上げる米国株ETF2本の証券登録を完了した。ティッカーはFBEQとFIBTの見通しで、取引開始の時期は提出書類に記載されていない。
10:25
トランプ大統領、10億ドル近くの仮想通貨凍結に言及 「サイバーカレンシー」と表現
トランプ米大統領は21日、サイバー犯罪対策の円卓会議で、海外の詐欺師に関連する10億ドル近くの仮想通貨を凍結したと述べた。
09:30
ネタニヤフ首相、制裁リスクに備え仮想通貨・ブロックチェーン活用の計画の準備を要請
イスラエルのネタニヤフ首相は23日、銀行取引の制限を含む制裁に備え、ブロックチェーンを活用する計画の準備を求めたと述べた。担当者や時期は明らかにしておらず、野党などから批判が出ている。
07:55
中国、『情報化5カ年計画』で国家ブロックチェーン網を2030年までに基本完成へ
中国は2030年までに国家ブロックチェーンネットワークを基本的に完成させる目標を、情報化5カ年計画で示した。中央基幹網の建設を急ぐ一方、仮想通貨の禁止は続く。
07:35
メタプラネット開示、キャピタル・リサーチが議決権11%超の主要株主に
ビットコイン保有大手のメタプラネットは23日、米投資顧問会社キャピタル・リサーチが議決権11.11%で主要株主に該当したと発表した。モルガン・スタンレー系やバンク・オブ・アメリカ系も5%超を報告している。
07:30
グレースケール、10種の仮想通貨投資商品で現物拠出による申し込みを開始
米仮想通貨運用大手グレースケールは21日、10種類の仮想通貨ETFで現物拠出による申し込みを開始した。保有する仮想通貨を直接拠出し、商品の株式を取得できる仕組みだ。
06:40
ビットコインコア、AIで容易に発見する脆弱性は修正版を最短で公開する方針
仮想通貨ビットコインのソフトウェア、ビットコインコアが22日、人工知能で容易に見つかる脆弱性の修正版を最短で公開する方針を新たにセキュリティポリシーに加えた。開発者は、AIで再発見しやすい脆弱性の報告が増え、長い公表猶予は効果が乏しいと指摘。
06:05
米OCC、ジーニアス法の最終規則を発表 ステーブルコイン利息の原則違反規定を削除
米通貨監督庁(OCC)は21日、ジーニアス法の最終規則を発表した。ステーブルコインの利息について、関連企業経由の提供を違反と推定するルールを規則案から削除した。
05:55
イーサリアム、『グラムスターダム』のフーディ稼働延期 コントラクトへの影響調査
イーサリアム財団は、次期アップグレード「グラムスターダム」のフーディ・テストネットでの稼働を延期すると発表した。メインネット上のスマートコントラクトとの相互作用を追加で調べるため、新たな稼働予定日は決まっていない。
05:45
米SEC、トークン化とスーパーインテリジェンスのリスクを2027年の検査優先分野に
米SECの検査部門は23日、2027会計年度の検査優先事項を公表した。資産トークン化を追加し、量子コンピュータも重点に挙げた一方、仮想通貨は独立項目に含まれなかった。
05:00
モルガン・スタンレー系とバンカメ系数社、メタプラネット株を大量保有 目的は?
モルガン・スタンレー系3社が22日、メタプラネット株を5.25%共同保有したとする大量保有報告書を提出した。BofA系4社も5.31%を報告しており、外資系金融大手の保有状況が明らかになった。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧