200万件以上のホテル予約、20銘柄以上の仮想通貨決済が可能に Booking.comとTravalaが提携

200万件以上のホテル予約、20銘柄以上の仮想通貨決済が可能に 

仮想通貨で宿泊料金を支払うことができる旅行プラットフォームTravalaは、大手宿泊予約サイトBooking.comと提携、230か国以上の宿泊先で仮想通貨決済により予約することができるようになると発表した。

すでにBooking.comに掲載されている宿泊施設がプラットフォームに統合されており、世界中、9万カ所の目的地にある宿泊施設を予約できるという。

プラットフォームに掲載される宿泊施設の数は200万件以上となり、Travalaは予約可能なホテルの数で世界最大のオンライン旅行代理店の1つとなった。

Travalaのユーザーは、20銘柄以上の、主要な仮想通貨で決済を行うことができる。代表的なものはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ダッシュ(DASH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、イオス(EOS)、ステラ(XLM)、カルダノ(ADA)、バイナンスコイン(BNB)、モネロ(XMR)、トロン(TRX)、リップル(XRP)、ダイ(DAI)などがある。

この他、Travala独自のAVAトークン決済では、特別な割引やロイヤリティも用意されている。

独自トークンAVAは、11月25日より大手取引所バイナンスのチェーン上で動く分散型取引所「バイナンスDEX」に上場し、バイナンスコイン(BNB)とのペアが取引開始されることも発表された。

Travala社のCEO、Matt Luczynski氏は「このパートナーシップにより、TravalaユーザーはBooking.comに掲載されている宿泊施設、および他の大手旅行代理店の施設にアクセスできるようになる。これは、当社独自のAVAトークンの素晴らしいユースケースであり、仮想通貨の利用拡大に向けた大きなステップである」と表明した。

Travala.comは2017年に設立された新しいプラットフォームだが、仮想通貨を利用できる宿泊予約サービスとして代表的なものの一つに成長してきた。

旅行業界で進む仮想通貨決済

旅行業界では世界中で、決済方法の一つとして仮想通貨を取り入れ始めている。

大手宿泊予約サイトAirbnb(エアビーアンドピー)では、米スタートアップFold社の提供するアプリで、ビットコイン決済や、ビットコインによるポイント還元が可能になった。

大手ホテル予約サイト「Hotels.com」も、ビットコインを還元する米国のスタートアップ「Lolli」と提携を結んでいる。

また航空会社の状況を見ても、今月初め、英国に本拠を置く旅行会社であるAlternative Airlinesは、仮想通貨での支払いを促進するために暗号通貨サービスUtrustと提携した。

その他、スカンジナビアの航空会社Norwegian Airの共同設立者は、独自の仮想通貨取引所開設を発表。仮想通貨による航空券購入や、トレードで得たポイントにより航空券を割り引くサービスを可能とする。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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