etherscan、仮想通貨イーサリアム2.0の「ビーコンチェーン」テストネットに対応

beacon.etherscan.io

イーサリアム2.0実装の第一段階となる「ビーコンチェーン」のテストネット記録を閲覧できるetherscanが公開された。ヴィタリックがSNSで伝えた。

etherscanはイーサリアムブロックチェーンのトランザクションを閲覧できるツールで、ビーコンチェーンテストネット対応版は「beacon.etherscan.io」からアクセスできる。

ビーコンチェーンは2020年1月に稼働を予定するが、「Ethereum 2.0」のジェネシスブロックもこのetherscanで確認することができるようになる。

ビーコンチェーンとは、イーサリアムがPoSコンセンサスに移行するための重要な初期フェーズに相当し、Ethereum 2.0の核となる重要な役割を担う。

フェーズ0・ビーコインチェーンの実装は、将来のETHブロックチェーンのバリデータを記録することを主な目的とするほか、スケーラビリティを解決するシャーディングにも関係する。

7日のイスタンブールアップグレード

なお、イーサリアム1.0の大型アップグレード「イスタンブール」のメインネットは、12月7日(明日)に控えている。実装ブロック番号は、9069000と設定されている。

すでに国内取引所各社のほか、Binanceなどの主要取引所がイスタンブールへの対応を発表している。

Zcashとの互換性

イスタンブールのアップグレードは主にイーサリアムエコシステムに関わるものだが、中の1つの更新案EIP-152は仮想通貨Zcash(ZEC)との互換性を導入する。

トークンのクロスチェーン交換機能「アトミックスワップ」を導入し、ETH→ZECの交換を可能にするアップグレードになる予定だ。

CoinPostの注目記事

中国政府のいわゆる「グレート・ファイヤウォール」は、イーサリアムブロックチェーンのデータサイト「Etherscan.io」への国内アクセスをブロックしている。コード化されたセンシティブな内容が原因か。
イーサリアム(ETH)開発チームは、12月7日に予定される大型アップグレード「イスタンブール」の実装後より、ディフィカルティ・ボム(難易度爆弾)を遅らせる方針を決定した。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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