ビットコインに相場反転のサイン、継続率の信頼度は?|仮想通貨市況

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ビットコイン(BTC)市況

23日の仮想通貨ビットコイン(BTC)は、前日比+5.67%の82.6万円と大幅高。

アルト市場は疑心暗鬼の状況にあるのか、主体性なく小幅高に留まってる。

信頼度ポイント

日足ダブルボトムをつけた格好だが、11月25日と異なり、初反発時の押しが浅い。前回は71.2万円から80万円までのリバウンド後、fib61.8%の75万円まで押してから86万円まで続伸した。

しかし今回、81.3万円から反落するもfib38.2%である77万円までの下押しに留まり、その後アセンディングトライアングルを形成するようにして上抜けた。(下図:①)これは、先日まで慢性的に発生していた”売り圧”低下を示唆している。

週足のプライスアクションでは、相場反転のサインとなり得る下髭陽線(11月最終週は上髭の方が長い)も追い風で、月足をどこで閉じるかが注目される。

下降チャネルで見る限り、直近の流れだと5800〜6000まで落とされても不思議ではなかったが、その前で反騰した格好だ。

出来高を伴った18日の反騰に加え、bitfinexのショートが大量決済されていることからも、上値を叩き込んでいた大口が、大衆心理の”節目”を前にして、買いに転じた可能性も考えられる。

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もう一点着目したいのは、未決済建玉(OI)の変化だ。

前回の急騰時は、OI減/価格上昇だったことから、ショートカバーとの見方が強かったが、今回はOI増/価格上昇となっており、上昇余地を秘めている。

とはいえ、個人投資家のセンチメント回復は容易ではなく、強めの上値抵抗線も少なくない。

現在推移する7700ドル(83〜84万円)付近は日足雲下限にあたるほか、9〜10月の下値支持線がロールリバーサルしており、その上の8400〜8500ドルの抵抗線(上図:③)も強く意識されてきたラインであり、日足ベースでブレイク出来るかかどうかは焦点となりそうだ。(上図:②)一方、この辺りを抜けきれず6800ドル(75万円)を割り込んできた場合には、再び底値割れの警戒感が強まるだろう。

Deribit Optionsのデータによれば、27日期日のストライク・プライスが7000,7500,8000ドルの心理的節目で膨らんでおり、巨大ピン7500&8000ドルのマグネット効果も指摘されるなか、4日後に向けてボラティリティ拡大に注意が必要だ。

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