バイナンスに新人事、仮想通貨と法定通貨の接続簡素化図る
バイナンスが新人事発表
世界最大手仮想通貨取引所バイナンスは7日、法定通貨業務全般と欧州・独立国家共同体(Commonwealth of Independent States:CIS)地域での事業の責任者を雇用したことを発表した。
今回新たに雇用したのはIskander Malikov氏。この人事で、世界的な規模でサービスや製品を成長させ、お金の自由を普及させるというバイナンスのミッションを進める狙いだ。
Malikov氏が主に担当するのは、既存の市場拡大に加え、欧州とCIS地域で法定通貨のサポートを推進することだ。さらに、新しい戦略的事業を開拓し、欧州・CIS地域でパートナーシップの強化を図る。
バイナンスに入社する前、Malikov氏は、チャート分析ツールを提供するTradingViewで最高執行責任者(COO)を務めていた。その時も事業開発やパートナーシップなどを担当していたという。
バイナンスでの業務について、「仮想通貨や取引所は、欧州やCISにとって、まだ馴染みが薄い。なので、仮想通貨の普及を加速させ、これらの地域の市場で仮想通貨を利用しやすくさせたい」と説明。利用できる法定通貨を増やすのに加え、仮想通貨と法定通貨を両替する方法をより簡素化できないか調査を行っていく。
また「仮想通貨は、従来の金融商品と競い合える新たなエコシステムを構築できると信じている。この新しい資産を広めたいし、仮想通貨を購入する時の摩擦を減らし、よりスムーズに利用できるようにしたい。人々に選択の自由を提供することが大事だ」と意欲を示した。
バイナンスは昨年11月、世界180カ国の法定通貨全てを取り扱う計画を発表。現時点では25以上の法定通貨に対応中だ。CZは先月、新年の挨拶の中で、2020年の主要事業方針の1つは仮想通貨の世界普及だと宣言した。
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参考:バイナンス
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します