仮想通貨BATをスタバカードやアマギフに交換 次世代型ブラウザ「Brave」が新サービス

Braveの新サービスを発表

プライバシー重視の次世代型ブラウザ「Brave」を提供するBrave Software社は10日、ネイティブ通貨である仮想通貨(暗号資産)「Basic Attention Token(BAT)」をギフトカードと交換できるサービスを発表した。

Braveブラウザは、ウェブサイトを見るときに、広告の表示や個人情報の送信など、不要なプログラムをブロックすることで高速かつ安全にネットが利用できることで人気を博し、全世界で1千万人に利用者が拡大している。

また、仮想通貨を利用したトークン設計を新たなブラウザの形で実現しており、ユーザーが能動的に広告をみるインセンティブに仮想通貨BATを報酬で得られる仕組みも導入している。(日本ではBATポイント)

今回のサービスは、ブラウザを介して獲得したBATを実際の生活で利用できるギフトカードなどに交換できるとしたもので、交換対象となったギフトカードにはUber、Starbucks、Xbox、Playstation、Hulu、Amazon、Appleなどがある。また、赤十字社などへの寄付も可能になる。

現時点ではサービス提供地域を米国に限定。またウォレットの認証を行ったデスクトップユーザーを対象にしている。現在、本サービスを利用できるのはテストバージョン「Brave Nightly」のユーザーだけで、一般向けのローンチは6週間から8週間後を予定している。

Braveには広告ブロック機能もあり、人気が高い。同社CEOは6日、ブラウザーのユーザーが月平均で1220万人に達したことを報告。さらに毎日400万人のアクティブユーザーがいるという。(グーグルChromeアプリでは月平均10億人=2018年のデータ)

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今回のサービス提供するために、Brave Software社はTAP Networkとパートナーシップを締結。TAP Networkは25万超の店舗やブランドのリワードサービスを提供している。ジャンルは旅行、食事、エンターテイメント等と多岐に渡る。Brave同様、プライバシーやデータの保護を重視している企業だ。

Brave Software社のCEOは、「今回のパートナーシップで、相互にメリットがある方法で消費者とブランドをつなぐというミッションの実現が進む。BATの普及拡大によって我々のエコシステムも成長する」と期待を示した。

参考資料 : Brave

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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