仮想通貨XRP・ETH含むアルトコインの関心が低下、ツイート数過去3年で最低水準
主要アルトコインの関心が低下
主要なアルトコインに関するツイート件数が、中旬の仮想通貨市場急落後、大きく数を減らしていたことが判明。現在、イーサリアム、ライトコイン、XRPなどの銘柄に関する発言数は、ここ二・三年で最低を記録している。
「#XRP」が記載されたツイートは3月21日で2542だったが、これは2020年一月以来およそ60%減少した結果となっている。
ライトコイン(LTC)は過去二年間で最も低水準となり、今月の一日平均のツイート数は344にまで落ち込んだ。
イーサリアムも同様にメンション数は下降し、ピーク時から95%程度減っていることが分かる。
以上のような結果から、アルトコインに対する市場の関心が薄れている可能性が高い。しかし、27日にはXRPが一時20円目前まで迫り、前日比10%高となるなど、アルトコインの単独上げが観測された。
そのため、関心の低下にも関わらず、決して市場の地合いが悪いとも言えない状況が確認された。
skewのデータによれば、ビットコインに対するイーサリアム、XRPの価格相関性は0.97、0.96と極めて高い。アルトコインの注目度だけでなく、ビットコインの関心度などがアルトコインの価格推移に影響を及ぼす可能性が捨てきれないため、そこにも留意する必要があるのかもしれない。
対照的なBTC
アルトコインは大幅なツイート数の減少を見せたが、ビットコインは2020年に入り、BTCに関するツイート数は上昇傾向にある。
コロナウイルスの感染拡大により、金融市場だけでなく安全資産と見られていたビットコインも大幅な下落を記録したことが、高い関心を寄せた一つの原因かもしれない。
また、5月の半減期もビットコインに対する関心度を引き上げている要因と考えられる。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します