原油価格が17年ぶりの安値 新型コロナで供給過多に
原油価格が17年ぶりの安値
原油相場は日本時間30日、17年ぶりの安値に急落。原油WTIは一時20ドルを割り込んだ。
米国のベンチマーク ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は6%を超える急落、1バレル19.92ドルの安値を記録した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う広範な都市封鎖の影響が、欧州や北米などに波及。石油需要が大幅に減少したことで、供給過多に陥っている。一方で、サウジアラビアとロシアの間の価格競争も激化、数週間以内に世界中で貯蔵許容量を圧倒するレベルに拡大する懸念も指摘されている。
今後も、航空燃料、ガソリンの需要低下、外出禁止や在宅勤務などによる消費の減退などから、原油市場価格が続落する可能性もあり、米国経済への影響拡大が懸念される。
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