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キャシー・ウッドCEO、「ビットコインは3つの革命」強気姿勢を示す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金とビットコインの相関

アークインベストのキャシー・ウッドCEOは7日、投資家向けのビデオメッセージで、「市場が悲観一色に染まる時ほど面白い」と述べ、ビットコインの大幅下落を投資機会と捉える姿勢を示した。

ウッド氏はまず、デジタルゴールドと期待されるビットコインと金(ゴールド)について、2019年以降の相関性はわずか0.14に過ぎず、両者にほぼ相関がないことを示していると指摘した。この低相関性こそが投資戦略において重要であり、資産分散における鍵となると主張。リスク調整後のリターン最大化を狙う機関投資家がビットコインに「本気」となる理由だと述べた。

同氏はさらに、金とビットコインの過去のサイクルを分析。両資産のチャートを比較し「金価格はビットコインの大きな動きに先行する傾向がある」と指摘し、今回の相場においても、同様の動きが再現される可能性が高いとの見方を示した。

足元の市場ではビットコインに対する弱気ムードが強まっており、Xでは「ビットコインを売るべき理由が山ほど見つかる」が、同氏は「そういう時期こそ面白い」と語る。

市場にはあまりにもネガティブなセンチメントが溢れていたため、私たちのリサーチが正しいのであれば、今こそ段階的に買い足し、この状況に積極的に臨むべきだと感じた。

実際、アークインベストは自社ファンドを通じて、約7,200万ドル(約112億円)相当の仮想通貨関連銘柄を取得した。これは、1月下旬にビットコインが9万ドルの節目を割り込んだ際に見せた押し目買いに続く、積極的な買い増しの動きといえる。

関連:キャシー・ウッドCEO、「金価格下落の可能性高い」と警告

ビットコインの「3つの革命」

ウッド氏がビットコインに強気な理由は、「三つの革命が一つに集約された存在」としてビットコインを高く評価している点にある。

  • グローバルな新しい通貨制度:デジタルでプライベート、厳格な「ルールベース」のシステム
  • インターネットネイティブのテクノロジー:インターネットに新たな通貨レイヤーを追加し、AIエージェントによる自律取引(エージェント・コマース)を可能にする
  • 新たな資産クラス:世界最大のコンピュータ・ネットワークに支えられた最も安全な仮想通貨

同氏は、現在の弱気市場を通じて、次世代のテクノロジーを象徴する「ビッグ3」が明確に特定されたと指摘。その銘柄として、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)の3つを挙げた。

またウッド氏は、ビットコイン価格は現在、多くのテクニカルアナリストが「底打ちの目安」とする水準に近づいていると評価した。底打ち前後では価格変動が激しくなるが、後で振り返れば「あの時が絶好の買い場だった」と感じる局面になり得ると示唆した。

さらに同氏は確約はできないものの、「V字回復が起きるための好条件はすべて整いつつある」と主張している。

関連:キャシー・ウッド率いるARKが予想「ビットコイン時価総額2030年までに最大16兆ドル」

量子コンピュータの脅威に反論

最近の市場では、量子コンピュータの進化がビットコインの暗号技術を無力化するとの懸念が広がり、一部の古参ホルダーがウォレットを移動させる動きが見られた。

ビットコインに対する売り圧力の一因とされる「量子コンピュータリスク」についても、ウッド氏は、アークのチーフ・フューチャリストであるブレット・ウィントン氏の最新リサーチを基に、冷静な評価を示した。

ウィントン氏の分析よると、量子コンピューター分野をリードするグーグルでさえも、現在の量子ビットの進化は「ムーアの法則」を下回るペースだという。そのため、ビットコインの暗号が破られるのは現状では2060年代であり、大きな進展が起こったと仮定した場合(ムーアの法則の倍のペース)でも、2040年代半ばとなるとウッド氏は強調した。

関連:イーサリアム財団、量子コンピュータ対策チームを新結成

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