IMF、「大恐慌」以来の景気後退に危機感 マイナス3%成長予測

国際通貨基金(IMF)は14日、2020年の世界経済の成長率予測をマイナス3.0%引き下げる世界経済見通しを発表した。

IMFは、2020年の世界成長率は大幅なマイナスに転じるとし、「1930年の世界大恐慌以来の水準になり得る」と警鐘を鳴らしていたが、09年(0.1%減)以来のマイナス成長に落ち込む、マイナス3.0%に世界経済の成長率予測を引き下げ、最悪の不況を経験する可能性が高いと危機感を示した。

20年の世界の名目GDP(国内総生産)の損失も5兆ドルを超えるとの試算、世界各国で計画される財政出動も8兆ドル(860兆円)程度と、リーマンショックの水準を上回った。

経済活動の再開と、感染拡大の抑止。問題の長期化を解消できるか、今後数ヶ月は世界的に正念場となりそうだ。

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