新発表のビットコイン量子分析モデル、2021年の底値と2022年の過去最高値を予測
ビットコインの量子分析モデルとは
株や仮想通貨(暗号資産)の分析を行う「Whale(@CryptoWhale)」は、量子分析を用いて将来価格を予測するモデルを公開した。
研究・開発に6年を要したという同モデルの試算によれば、BTC価格は2020年中に4,000ドル(約43万円)まで下落、2022年にかけて強気相場へと転じ、2017年の過去最高値を更新して24,000ドル(約260万円)を超える。
予想の根拠となるのは「Fermions Flows(FF)Whale Model」という独自理論だ。多くの統計モデル及び定量分析、リサーチを活用してBTCの価格を予想するものとなる。
フェルミ粒子は、量子力学における粒子の種類を示す名称であり、量子物理学のフェルミ=ディラック統計に着想を得たものと思われる。
Fermions Flows(FF)Whale Modelについての詳しい説明は、6月下旬までに27ページに及ぶドキュメントを発表するとしている。
また、時価総額上位のイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などのアルトコインについても、同モデルで算出したチャートを公開すると述べた。
ビットコイン市場
ビットコイン市場は、年初来高値の10,500ドル(110万円)をめぐる攻防で一段と激しさを増している。
3日に約1000ドル幅暴落したビットコインは、4日にかけて9660ドル(105.3万円)まで回復した。
半値戻しで売り圧力が強まるのか、再び高値更新を目指して上値を追うのか判断がわかれるところだ。
海外アナリストDonAlt(@CryptoDonAlt)は、目先天井を示唆する「トリプルトップ」からの下落を示唆。
大きく下がった場合の主要サポートラインとして、以下の3点を挙げた。
1) 7800ドル(85万円)
2) 6800ドル(74万円)
3) 6100ドル(66.4万円)
一方、UBは強気の見立てを示し、9,790ドル(106.6万円)の値動きが重要だと述べる。
Byzantine Generalは、週足移動平均線が強いサポートを得ていることに着目。10,500ドルをブレイクすることができれば大きな相場変動が起こる可能性を示唆した。
半減期で価格予想も活発に
海外の著名アナリスト「PlanB」は1日、強気のサインを示すレッドシグナルが点灯したことを明かした。
関連:BTC市場、S2Fモデルで4年ぶりの「強気シグナル」点灯
一方、大手デリバティブ取引所BitMEXのアーサー・ヘイズCEOは2日、「2018年の最高値15,000ドル(約160万円)を超えない限り、信頼性に欠ける」と述べ、慎重姿勢を示している。
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