内外為替一元化コンソーシアムの活動成果発表:参加レポート

メガバンクなど金融機関61行が参加する内外為替一元化コンソーシアムについて
低コストかつ迅速な送金システムの構築を目指した、次世代における送金インフラ整備のための大規模なプロジェクトです。SBI Ripple Asiaが事務局を務め、SBIグループが主導しています。
Ripple社の技術を活用した送金アプリ「Money Tap」
Money Tapは、今まで通り銀行口座番号による送金のほか、携帯電話番号に紐づけた送金や、「QR コード」を用いた送金機能も持ち合わせているアプリです。

2018年3月7日、内外為替一元化コンソーシアムの成果発表会にCoinPost編集部が参加しました。

今回は発表会の参加レポート、内容まとめになります。

目次
  1. 内外為替一元化コンソーシアムについて
  2. 送金アプリ「Money Tap」について
  3. まとめ

内外為替一元化コンソーシアムについて

SBI Ripple Asiaが事務局を務め、SBIグループが主導する内外為替一元化コンソーシアムについて詳細を掲載します。

コンソーシアムの目的

ブロックチェーン等(DLt:分散台帳技術)の最先端技術を活用し、真に効率的な決済を銀行と顧客のために実現することを目指しています。

低コストかつ迅速な送金システムの構築を目指した、次世代における送金インフラ整備のための大規模なプロジェクトです。

今後目指していくものとしては以下の3つが挙げられました。

  1. 国内外為替の一元化
  2. 24時間リアルタイムの決済
  3. 送金コストの削減と新市場の開拓

設立背景

ユーザーの行動様式の変化
インターネットの出現以降、人々の生活習慣が大きく変わったように、金融サービスに対するユーザーの行動様式も大きく変化していきます。
事業環境の変化
個人だけでなく法人も同様にグローバル化の影響が大きく影響しており、企業が海外、海外企業が日本に来ることが当たり前になってきたことが影響しています。(グローバル化、多様化、イノベーション)
変化への対応
金融システムも新たなイノベーションが求められており、その一つが分散型台帳、ブロックチェーンと思われます。

参加金融機関数

3月9日現在、内外為替一元化コンソーシアムには金融機関61行が参加しています。

SBI Ripple Asiaが事務局を勤め、SBIグループが主導するこのコンソーシアムは、三井住友銀行、ゆうちょ銀行などのメガバンクも参加しています

また、今後も参加金融機関を増やしていく見込みです。

送金アプリ「Money Tap」について

Monew Tapは、Ripple(リップル)社の最新ソリューションである「xCurrent」を実装した商用版「RCクラウド 2.0」に接続する、送金・決済スマホアプリです。

xCurrentとは、銀行による即時国際送金の決済を実現、すべての送金プロセスを可視化するためのソリューションです。

xCurrentを利用することで、銀行間での「リアルタイムメッセージング」が可能となり、取引を行う前に決済内容の確認や決済後の着金確認ができるようになります。

また、Money Tapは、銀行口座番号による送金のほか、携帯電話番号に紐づけた送金や、「QR コード」を用いた送金機能も持ち合わせているアプリで、指紋による生体認証と組み合わせることで、ユーザーエクスペリエンス(UX)とセキュリティの両立を図っています。

SBIグループが事務局を務め、メガバンクを始めとする邦銀61行が加盟する「内外為替一元化コンソーシアム」は、米Ripple(リップル)社のxCurrentを実装した商用版:RCクラウド 2.0に接続した、スマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」を提供。銀行でもサービス対応するとしています。

ネーミングはクラウドソーシングで4000件を超える応募から決まったそうです。

各国では銀行主導のインスタントペイメントが進んでおり、Money Tapは各Fintech企業のサービスに対抗すべく日本からもキャッシュレス化を進める狙いがあります。

Money Tapの今後の計画

まずは、住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行の3桁が先行商用化を予定しています。

他行も、随時商用化を開始予定です。

また、P2Pの個人間送金に対応するべく、UXの改善、各種メッセンジャー対応なども検討しています。

さらには以下の3点の追加も検討中です。

  • 為替機能の追加
  • 法人ソリューション
  • デジタルアセットとの組み合わせ

Money Tapが目指していきたいこと

Money Tapにより、キャッシュレス社会の実現を目指しています。

昨今では現金の使用率が先進国の間で減少傾向にありますが、日本はまだキャッシュレス化が十分に進んでいません。

そういった状況を踏まえ、以下の3点が重要視されています。

  • 利用者(個人・法人客)の利便性の向上
  • ハンドリングコスト提言んよる生産性の向上
  • 新事業の創出(フリクションレス決済を前提とした事業モデル)

まとめ

Money Tapには投資家だけでなく、企業や銀行からも多大な期待が寄せられている事が分かります。

成果発表会の中で、沖田氏は以下のように述べていました。

「分散台帳技術を使い、再び日本がテクノロジーでリードしていく」

「便利で新しい技術を、ベンチャーだけでなく銀行からも出していく」

仮想通貨・ブロックチェーン業界での新技術は、ベンチャー企業に焦点が当たる事が多いです。

一方で、こういった大手銀行が集まるコンソーシアムでの開発は、ユーザーにとって非常に信頼性が高いものであり、今後も要注目のプロジェクトと言えるでしょう。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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