英・仏・独含む欧州22ヵ国:欧州ブロックチェーンパートナーシップに加盟
- ヨーロッパ諸国22ヶ国が新提携
- 4月10日、イギリス、フランス、ドイツなどの先進国を始めとする22のヨーロッパ諸国が、「欧州ブロックチェーンパートナーシップ」と称される新団体への加盟に同意しました。
- パートナーシップの目的
- ブロックチェーンに関する知見を共有することで”断片的なアプローチ”を防ぎ、欧州諸国で足並みを揃えてブロックチェーンの活用を推進。相互運用性の向上やブロックチェーンサービスの推奨することを目的としています。
ヨーロッパも推進する、ブロックチェーン研究
欧州委員会によると、4月10日(火)にイギリスや、フランス、ドイツ、ノルウェー、スペイン、オランダなど22の欧州諸国が、「欧州ブロックチェーンパートナーシップ」と称される、新しい団体に参加する声明に署名しました。
この取り組みは、技術や規制に関する専門知識を参加国同士で共有することで、ブロックチェーン技術に対する”断片的なアプローチ”を防ぎ、欧州連合内のデジタル単一市場においてのブロックチェーン活用を推進することを目的としています。
デジタル経済・社会においての欧州委員を務める「Mariya Gabriel」氏(以下、Gabriel氏)は、将来的に全ての公共サービスはブロックチェーン技術を使用することになると主張しており、この提携が「ブロックチェーン技術の莫大な可能性を市民のより良いサービスに落とし込むことができる」と考えています。
さらに、この提携で参加国同士が共同で取り組むことができるだけでなく、相互運用性やブロックチェーンサービスの施行も推奨することも目的としています。
さらに、Gabriel氏は、以下のように続けました。
「ブロックチェーンは、ヨーロッパや加盟国にとって、情報システムを見直す良いきっかけとなる。」
「ユーザーからの信頼と個人情報の保護を促進し、新しいビジネスの機会を創造し、リーダーシップの在り方を変えることで、市民、公共サービス、企業に対して恩恵を与えることができるはずだ。」
このニュースは、2月に欧州連合が「Blockchain Observatory and Forum」を発足した直後に発表されました。
さらに欧州委員会は、ブロックチェーンを始めとする新興技術を推進するため、「Fintech Lab」を2018年中旬に開設することを発表しました。
この新しい提携は、2017年11月に欧州連合によって行われたEU内においてのブロックチェーンインフラの可能性に関する調査を元に構成されています。
22 European Nations Form New Blockchain Partnership
Apr 11, 2018 by Sujha Sundararajan
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