CMEビットコイン先物、「窓:1300ドル」で取引開始 今週からイーサリアム先物取引へ

CMEビットコイン先物のギャップ情報

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ビットコイン価格は、週末に一時4万ドル台まで高騰したが、イーサリアム先物が今週控えている点や、DeFi市場の利益確定売りの影響が市場全体に波及。週明けにかけて再び下落し、3万9000ドル台で推移している。

週末の価格を織り込んだCME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物は、1300ドル(13.7万円)の「窓(ギャップ)」で取引を開始。

  • 終値:38015ドル(4,006,857円)
  • 始値:39315ドル(4,143,879円)
  • 窓(ギャップ):1300ドル

先週末の終値38015ドル(4,006,857円)に対し、始値は39315ドル(4,143,879円)となった。年末年始から続く高いボラティリティの週末と比較して、約3%の騰落率に収まる水準となっている。

仮想通貨市場ではビットコインが前日比一時20%安と暴落して3万ドルの節目を割り込んだ。イーサリアムやリップル(XRP)も大幅安となり、高騰していた銘柄の売りが過熱するなか、今後の展望を探る。

また、CME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)では、2021年2月8日よりイーサリアム先物取引の開始を予定しており、来週からは、イーサリアムでも窓価格の情報を配信予定だ。

CMEは2017年よりビットコイン先物取引を開始しており、12月時点では、先物取引の建玉は10億ドルを超えるほど、市場規模を拡大しており、米国機関投資家の影響拡大がイーサリアム市場にも波及するきっかけとして注目されている。

関連米CME、イーサリアム先物取引を開始

CME:ビットコイン先物

CMEは、米拠点の金融機関など大口がビットコイン(BTC)価格変動へのエクスポージャーを得るために使用するが、他に取り扱いのある金融商品同様、毎週金曜16:00(CST)から日曜17:00(CST)までが休場となるため、24時間365日動くビットコイン(BTC)市場がその間に急騰・急落した場合、CMEのチャート上にギャップが生じる。

CMEのビットコイン先物:米ドル建ての差金決済取引では、1時間内の主要ビットコイン取引所Bitstamp、Coinbase、itBit、Krakenなどの取引データを集計、GMT午後4時に算出したBRR基準で運用。よって、現物市場とは異なる独自の値動きをする事はない。=閉まる時間(大引け)→CMEが開く時間(寄付き)の価格差による影響。

CMEの取引時間:米国中央時間の日曜日から金曜日午後6時から翌午後5時(日本時間午前8:00~翌午前7:00)。CT午後5:00(日本時間で午前7:00)から60分間は取引休止時間。※夏時間は1時間異なる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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