米グレースケール、仮想通貨YFI(ヤーン)の投資信託を計画

YFIの投資信託組成

米大手仮想通貨投資企業グレースケールが、新たにDeFi(分散型金融)銘柄のYFI(Yearn Finance)の投資信託の提供を計画していることがわかった。米デラウェア州政府の公式サイトにて登録情報が確認された。

YFIの投資信託はグレースケールの法定管財人を担当するDelaware Trust Companyが組成したもので、登録したのは2月10日。同社はこれまでグレースケールの新規投資信託で、Theta Token(THETA)、ポルカドット(DOT)、カルダノ(ADA)、LINK(Chainlink)、XTZ(Tezos)、BAT(Basic Attention Token)など多くのアルト銘柄を登録していたが、グレースケールが実際に販売しているのは、ビットコインやイーサリアム、ライトコインなどの8つで新規組成の銘柄を未だ採用していない。

新規組成と登録の意味について、グレースケールのSonnenshein CEOは先日、「弊社は時々投資信託の『留保』に関する書類を提出するが、必ずしもプロダクトの提供を意味するわけではない」と説明していた。とはいえ、グレースケールの投資信託に対する機関投資家の需要が高まる中で、新たな投資信託の販売可能性は、資金流入の影響の大きいアルト市場にとって重要な動向になり得る。

また、最新のグレースケール資金流入状況では、過去24時間で最も資金が流入していた銘柄がイーサリアムの投資信託(ETHE)で、計52,730ETH(98億円)に上った。過去最高水準を記録している。

出典:Bybt

*追記内容:MKR(MakerDAO)、Sushi、SNX(Synthetix)も同じ日に新規登録されたことがわかった。

出典:デラウェア州政府サイト

関連:ビットコインの高騰理由を解説、加速する資金流入に「3つの要因」

■マケレポ
大手銀行BNYメロンやマスターカードの仮想通貨業界参入など好材料が相次ぎ、ビットコインは過去最高値を更新、一時510万円に達した。国内銘柄ではネム(XEM)やベーシックアテンショントークン(BAT)などが急騰した。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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