英バークレイズ:仮想通貨「トレーディングデスク」の開設を検討か

英バークレイズが仮想通貨取引に強い関心
英国2位の資産を有する大手金融機関「バークレイズ」が、仮想通貨トレーディングデスクの開設を検討していることが伝えられました。仮想通貨市場に高い関心を示していることが伺えます。

仮想通貨トレーディングデスク

英国を代表する大手投資銀行「バークレイズ」が、仮想通貨トレーディングデスクの開設を検討していることが判明しました。

今週月曜日、事情に詳しい関係者が「CoinDesk」に明らかにしたところによると、バークレイズ銀行が仮想通貨のトレーディングデスクに対する顧客の関心を評価し始めたとしています。

バークレイズの公式見解では「未定」としていますが、大手銀行の多くが関連オプションについて調査を始めているとしています。

さらに、バークレイズが仮想通貨取引の対象先を全顧客(機関とヘッジファンド含む)に拡張するかどうか考慮していることも付け加えました。

バークレイズの広報担当「Andrew Smith」氏は、以下のように述べています。

「現時点では、仮想通貨取引デスクを作る計画はない。しかし、我々はデジタル通貨分野の動向を注視しており、市場のニーズについて顧客と対話しながら対応していく。」

他の銀行も同様の仕組みを模索しているとされており、代表的なのは昨年12月に投機対象として検討していることを報じられた「ゴールドマン・サックス」です。

CEOの「Lloyd Blankfein」氏は噂を否定したものの、2018年1月の意見陳述では仮想通貨トレーディングデスクの採用余地に関して”含みを残す発言”をしています。

ヘッジファンドも、仮想通貨取引を扱う投資銀行の顧客基盤を拡大し、仮想通貨に関する取引を行うことに対して一層強い関心を集めています。

「Autonomous Research」が提供したデータによると、現時点で約245もの仮想通貨ファンドが運用されていますが、2018年以降の仮想通貨価格の暴落にも関わらず、閉鎖に追い込まれたファンドは9つに留まっています。

Barclays Is Talking to Clients About Opening a Crypto Trading Desk

April 16, 2018 by David Floyd

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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