モルガン・スタンレー、韓国の大手仮想通貨取引所Bithumbの買収検討か=報道

モルガン・スタンレーが取引所買収か

米大手金融機関のモルガン・スタンレーが、韓国大手仮想通貨取引所Bithumbの買収を検討する動きが浮上した。韓国大手サーチエンジンNaverに掲載された報道で明らかになった。

3月19日の報道によると、買収にあたる交渉は、Bithumb筆頭株主のBident社との間で進められている。また、今年の1月にNXC CorporationがBithumbの株式を65%取得するための覚書に署名した報道もあり、現在はモルガン・スタンレーがNXC Corporationとも交渉を行っている模様だ。

過去には、大手金融機関JPモルガンやCMEグループなどの米大手企業も買収を試みたが、すでに交渉破綻したという。

Bithumbは、韓国No.2の大手仮想通貨取引所。現地メディアの試算によると、月の純利益は約5億円に上る。買収交渉額は約2,200億円と推定された。

一方、米ナスダックへの上場を計画しているコインベースの推定時価総額を約10兆円と試算する企業もあり、Bithumbはコインベースの約1/50程度の価値となる可能性もある。

韓国の事情に詳しいアナリストJoseph Young氏もこのニュースを取り上げ、機関投資家の関心度と意欲が大きく膨らんでいるとコメントした。

モルガン・スタンレーに関する今週のニュースは、買収検討の報道だけではない。米CNBCは18日、同社が資産管理会社(機関投資家クライアント)に対し、ビットコイン(BTC)関連ファンドへのアクセスを新たに提供することを報じた。

提供対象となるビットコインの間接的な保有を可能にする(ファンドを介したビットコイン市場へのエクスポージャーを提供)ファンドは3つあり、うちの2つは仮想通貨投資企業Galaxy DigitalやNYDIGも関わったもので、業界から大きく注目されている。

さらに今年2月には、モルガン・スタンレーがビットコイン投資を検討しているとブルームバーグに報じられた。米大手金融機関モルガン・スタンレーの動きが顕在化しつつある。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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