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モルガン・スタンレー、「ビットコイン関連ファンド」を機関投資家の選択肢に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

モルガン・スタンレーが動き出す

世界的大手金融機関のモルガン・スタンレーが資産管理会社(機関投資家クライアント)に対し、ビットコイン(BTC)関連ファンドへのアクセスを新たに提供することがわかった。米CNBCが報じた。

内部メモや匿名ソースの内容として報じたCNBCによると、アクセスを可能にしたビットコイン関連ファンドは3つあり、ビットコインの間接的な保有を可能にする(ファンドを介したビットコイン市場へのエクスポージャーを提供)。内2つのファンドは、1つがGalaxy Digitalが運用するもの、もう1つはNYDIGとFS Investmentsが共同で運用するものだとしている。

Galaxy DigitalのNovogratz CEOはCNBCの報道を受け、自身のSNSで「モルガン・スタンレーと提携できるのは非常にワクワクするものだ。米主要投資銀行における初の事例となる」とコメント。匿名筋の証言とした報道が事実であると認めた。

一方の米暗号資産(仮想通貨)の投資・カストディ企業NYDIGも17日、同社に関係する複数の企業が、近日中にビットコイン(BTC)に関する「マイルストーン」発表を控えていることを示唆していた。発表当時、「NYDIGの戦略的パートナー企業(機関投資家)が伝統金融界隈を変革するほどの重大発表を行う見込み」、「ビットコインの普及や可用性に関するプロダクトやサービスの発表となる」とのコメントを発表している。

現時点で、具体的な内容は明かされていないが、ブルームバーグが2月に報道したモルガン・スタンレーのビットコイン投資の検討にも関連する動きと見る指摘もある。

関連モルガン・スタンレー、ビットコイン投資を検討か=報道

モルガン・スタンレーの投資家ノート

また、モルガン・スタンレーのアナリスト2人は仮想通貨投資に関するノート を投資家向けに公開。本格的に仮想通貨関連サービスの提供に乗り出す意欲を見せている。

ビットコインなどの仮想通貨を新興投資資産クラスとしつつ、投機性リスクの側面にも触れている。「投機資産」から「投資可能な資産クラス」に変化し、ポートフォリオの分散化で利用できるためには、需給や流動性、規制面、機関投資家の関心度などが必要不可欠な条件であり、仮想通貨の場合は現在、これらの条件の最低基準を満たしている、と判断。

また、仮想通貨の投資を検討する機関投資家には、これらの資産に関する知識と理解を深める必要があると推奨した。

一方、一部の投資リスクは予測可能だが、未だ発見されていないリスクもあると指摘している。

仮想通貨へのエクスポージャーについてモルガン・スタンレーは、「我々の投資モデリングでは、他の資産との相関性の低い仮想通貨をポートフォリオ組み入れるメリットがあり、全体の2.5%以下に留まればシャープ・レシオの改善は見込み得る」と説明した。(シャープ・レシオ:異なる投資対象を比較する際に、同じリスクの場合どちらのリターンが高いかを計算するために利用される基準)

あくまでも、特定の仮想通貨への投資を推奨しているわけではないと改めて明確にしつつも、その上で、市場にエクスポージャーを検討する機関投資家に対しては、現物への直接投資よりも投資信託から始めることを推奨。「特に複数の銘柄に投資する仕組みや、VCやプライベート・エクイティーの投資を通してブロックチェーンのエコシステムの成長余地を評価する仕組みも投資対象になり得る」とした。

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