米CME、個人投資家向けのビットコイン先物取引を正式にローンチ
CMEの新ビットコイン先物
米大手デリバティブ取引所CME(シカゴマーカンタイル取引所)は3日、マイクロビットコイン(BTC)先物の取引を開始した。
すでに提供している暗号資産(仮想通貨)ビットコイン先物とイーサリアム(ETH)先物に加え、3つ目の仮想通貨先物となる。
マイクロビットコイン先物(ティッカーシンボル:MBT)は小口の投資家などに向けて作られたものであり、先物の最小ロットを1/10契約としている。既存のCMEビットコイン先物は最小ロットが5BTCのため、大口投資家や機関投資家が主な顧客だった。
CMEのTerry Duffy CEOは先日の決算説明会でマイクロビットコイン先物のマージンが従来のビットコイン先物の2%(1,100万円から22万円)であることから、顧客ベースと市場拡大への期待を示していた。
マイクロビットコイン先物の提供予定が発表されたのは3月末。CMEは2017年12月よりビットコイン先物取引を提供しており、Bakktのビットコイン先物やグレースケールのビットコイン投資信託と並び、機関投資家がビットコイン市場にエクスポージャーを持つ手段として活用されてきた。
なお、マイクロビットコイン先物の初日の出来高はおよそ7,000契約となっている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します