バイナンスの「GYEN」取引停止から1週間、米国現地法人GMO Trustが今後の対応方針を表明

GMO Trustが対応を再度表明

日本円連動型のステーブルコイン「GYEN」を発行するGMO Trust社は21日、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスで取引停止に至ったことについて、対応する姿勢を示した。

GMO Trustが発行するGYENは、12日にバイナンス上場を果たし、世界初となる米国銀行法規制を遵守した日本円と連動したステーブルコインとして注目を集めていた。

しかし、取引開始直後からGYENの買い注文が殺到。法定通貨と1対1の交換レートで発行・換金できる「日本円」ペッグ型のステーブルコインにも関わらず200%近く急騰する事態となり、「流動性不足と異常な価格ボラティリティ」を要因に、急遽取引を停止していた。

ステーブルコインの仕組みに熟達する日本暗号資産市場の岡部典孝 代表取締役による解説は以下。

[embedyt] https://www.youtube.com/watch?v=jRV2YuXRsNE[/embedyt]

GMO Trust社はこの状況について、以下の対策を進めていると説明している。

  1. バイナンスと連携し、このような事態が今後発生しないよう、再発防止策を導入
  2. GYENの需要に応えるため、市場のパートナーらと連携

GYENはGMOインターネット株式会社の連結会社であり、米現地法人GMO-Z.com Trust Company, Inc.(GMO Trust)が発行する日本円連動型のステーブルコインだ。米銀行法を遵守した世界初の日本円ステーブルコインで、米ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)からも認可を得ている。

対応地域では、いつでも日本円と1:1の割合でGMO Trust社とGYENの売買が可能。またGYENの裏付け資産の証明は毎月独立した米国の会計事務所から公的監査を通じて証明されている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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