ヤフオク、NFTアイテムの取引開始へ LINE子会社LVCと連携

NFT分野でYahoo連携

ヤフー株式会社とLINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社は27日、二次流通市場拡大に向け、NFT事業領域で連携することを発表した。

LINEが独自に開発したブロックチェーン「LINE Blockchain」を基盤としたNFTアイテムが、Yahoo! JAPANが提供するネットオークションサービス「ヤフオク!」上で、今冬より取引可能となる予定だ。

両社の連携により、ユーザーは「LINE BITMAX Wallet」で管理する「LINE Blockchain」基盤で発行されたNFTアイテムを「ヤフオク!」でかんたんに出品・落札できるようになるという。

NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)は、ブロックチェーン上で発行された唯一無二で代替不可能なデジタルトークンで、デジタルアイテムやコンテンツの固有性や保有していることを証明できる仕組み。これまで、NFTアイテムの取引には専用のプラットフォーム上での手続きが必要となるなど、参加ハードルの高さが課題としてあった。

LVCは2020年8月から「LINE Blockchain」上で発行されたNFTアイテム等のデジタルアセットを管理できるウォレット「LINE BITMAX Wallet」を提供しており、今年6月に同ウォレット内でNFTアイテムの取引が可能な「NFTマーケットβ」の提供を開始。今夏に正式版の提供を予定している。

NFTマーケットプレイスが活況

傘下にヤフーを擁するZホールディングスとLINEは21年3月1日、経営統合の完了を発表。

同年6月30日には、LINEのデジタルアセット管理ウォレット「LINE BITMAX Wallet」において、LINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」を基盤としたNFTアイテムの取引ができる「NFTマーケットβ」の提供開始を発表していた。

国内NFTマーケットプレイスは、すでにベータ版をローンチしているコインチェックやnanakusaを筆頭に、今後予定される「アダム byGMO」やフリマアプリ大手のメルカリ参入など、群雄割拠の様相を呈している。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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