米投資企業のビットコイン投資信託保有事例が相次ぐ
GBTC保有企業相次ぐ
米資産運用企業U.S.Global Investorsは、グレースケールの仮想通貨ビットコイン投資信託(GBTC)を保有している。
8月30日にSECに提出された書類によると、6月30日までに6,200万円に相当するGBTCが3つのファンドによって保有されているという。
U.S.Global Investorsは5,000億円に相当する資産を運用する企業で、主に貴金属などに関連する投資信託(ミューチュアルファンド)を運用。GBTCについては、「Gold and Precious Metals Fund」、「World Precious Minerals Fund」、及び「Global Resources Fund」がそれぞれの割合で保有していることがわかった。
グレースケールビットコイン投資信託(GBTC)とは
米グレースケールが提供する適格投資家向けの金融商品。証券口座からビットコインに関連した取引ができる優位性を持つ。ビットコインか米ドルをGBTCに預け入れることで受益証券を受け取ることができる。ロックアップ期間は半年で、その後セカンダリーマーケットで売却も行える。
▶️仮想通貨用語集
最近では大手ファンドがGBTCを保有する事例が相次いで明かされている。先週、米金融大手のモルガン・スタンレーが運用する複数のファンドでGBTCを保有し、最大で40億円に相当する分を運用していることが話題になった。また、米大手投資顧問会社「Miller Value Partners」のバリューファンド「Miller Opportunity Trust」も50億円ほど保有している。
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