ソラナやトロンのETNが上場、独取引所「クセトラ」

仮想通貨3銘柄のETNが上場

ドイツの株式電子取引所「クセトラ(Xetra)」は20日、暗号資産(仮想通貨)トロン(TRX)、ポルカドット(DOT)、ソラナ(SOL)のETN(指標連動証券)の新規上場を発表した。

ETNとは

ETN(指標連動証券)は、ETF(上場投資信託)と並ぶETP(上場投資商品)の一つ。価格や株価指数等の指標に連動する金融商品で、一般的には発行体がその信用力をもとに特定の指標に連動することを保証する債券であるため、裏付け資産を必要としない。しかし、ビットコインETNの場合は現物BTCを裏付け資産とする。

▶️仮想通貨用語集

これら3銘柄の指標連動証券を提供するのは、米大手資産運用企業VanEckで、取引は21日より始まる。

また、VanEckが提供するトロンのETN『VTRX』については今後パリやチューリッヒ、アムステルダムなどEU14ヶ国でも取引ができるようになるという。

VanEckは2020年にビットコイン(BTC)のETN、2021年にはイーサリアム(ETH)のETNをローンチした。また、米国ではビットコインとイーサリアムのETF(上場投資信託)の申請も行っている。

VanEckのデジタルアセット戦略ディレクターを務めるGabor GurbacsはトロンETNの提供について、「イーサリアムの人気上昇は今も続いているが、トロンのようなより若いプラットフォームは低コストの送金や高速さといったメリットを提供しているため、投資家がポートフォリオをより分散化することができるだろう」と、語っている。

クセトラは今年の4月に、ビットコインやライトコインのETP(上場投資商品)の取り扱いを始め、仮想通貨の関連投資商品への対応を拡大している。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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