John McAfee氏「仮想通貨戦争が勃発している、仮想通貨は証券ではなく通貨」
- McAfee氏の動画
- McAfee氏は5月27日、Twitter上で90秒ほどのショートムービーをアップロードし、仮想通貨業界で”戦争”が起きていると主張しました。
- 仮想通貨戦争
- McAfee氏は、銀行や、政府、金融機関、規制局の活動が、仮想通貨コミュニティを害しているとし、この現状を変えるために、人々は行動を起こさなければならないと言及しています。
- ジョン・マカフィーとは
- ウィルス対策ソフトで有名な「マカフィー」の創業者。仮想通貨市場に大きな影響を与えることの多いポジショントーク「マカフィー砲」は、良い意味でも悪い意味でも投資家の注目を集めている。
仮想通貨戦争の原因と解決方法
5月27日、インターネットセキュリティのパイオニアであり、以前NASA宇宙科学研究所のプログラマーも務めたJohn McAfee氏(以下、McAfee氏)が、Twitterに自身のビデオをアップロードし、仮想通貨業界で”戦争”が起きていることを主張しました。
マカフィーの主張によると、戦争は、「仮想通貨コミュニティと銀行、政府、金融機関、規制局の間で起きている」と言及され、銀行がクレジットカードを使用した仮想通貨の購入を禁止し、政府や米国証券取引委員会(以下、SEC)などの規制機関も仮想通貨を証券として定義することで、仮想通貨の進行を阻んでいると指摘しました。
実際2018年2月には、JPモルガン、バンク・オブ・アメリカ、シティグループという世界有数の大手銀行が、クレジットカードでの仮想通貨購入を禁止しています。
SECも、仮想通貨を通貨ではなく、証券と定義しており、SEC委員長のJay Clayton氏も”有価証券でないICOを見たことがない”と言及しています。しかし、McAfee氏は、動画内で「仮想通貨は、”証券”ではなく”通貨”である」ことを強く主張しました。
さらに関連して、McAfee氏を中心として構成されるチームMcAfeeは5月25日、多くの権力から仮想通貨を独立させるため署名を求めるDeclaration of Currency Independence (通貨独立宣言)を発表しています。
この独立宣言は、「英語、日本語、中国語を始めとする14言語」に翻訳されており、その署名は、イーサリアムブロックチェーンのスマートコントラクトを使用しています。
仮想通貨戦争に打ち勝つために
最後にMcAfee氏は、この仮想通貨戦争に打ち勝つために、個人が行動しなければならないことについて述べました。
「我々に何ができるかと言うと、まずは”行動”あるのみだ。試しにあなたが支持する議員に手紙を書いてみて欲しい。」
「バカげているように聞こえるかも知れないが、議員に選ばれたからには、仕事を与えなければならないのだ。」
「そして銀行に行き、仮想通貨取引を行うことができるか聞いて欲しい。もしできないと答えられたのであれば、できる銀行を紹介して貰って欲しい。そして、クレジットカード会社に仮想通貨決済を行えるように要求してくれ。」
「さらに、SECにも干渉しないように手紙を送るんだ。なぜなら仮想通貨は、”証券”ではなく”コイン”であり、”通貨なのだから。」
そして最後に、「ぜひ行動を起こすべきだ。」と、投資家に対して行動を促し、動画を締めくくっています。
このようにMcAfee氏は、現在の仮想通貨業界を取り巻く状況に対して疑念を抱いており、さらなる発展のため仮想通貨が受け入れられていくべきだと主張しています。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します