プーマがメタバース関連の商標登録を申請、NFTを示唆
メタバース参入を示唆する商標登録
スポーツ用品大手Puma(プーマ)は11日、メタバース参入を示唆する商標登録の申請を行った。仮想現実で使用できる衣類やバッグ、スポーツ用品などをリリースすることを念頭に置いた申請内容である。
メタバースとは
インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。
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具体的に、申請書類には商標の対象として、次のようものが記された。
ダウンロード可能なバーチャル商品、すなわちオンライン及びオンライン仮想世界で使用するための履物、衣類、ヘッドウェア、アイウェア(眼鏡など)、バッグ、スポーツバッグ、バックパック、スポーツ用品、美術品、おもちゃ及びアクセサリーの提供。
オンライン環境・仮想オンライン環境および拡張現実環境で使用する、デジタルアニメーション及び非アニメーションデザイン、およびキャラクター、アバター、デジタルオーバーレイ、スキンの作成・加工。
このように、メタバース上でのグッズ展開や、アバター、キャラクターなどの展開を見込む内容となっている。
また、プーマは9日にも、NFT(非代替性トークン)やメタバース領域の専門知識を持つ人材の募集も開始していた。
スポーツブランドのメタバースに関する取り組み
スポーツアパレルブランドでは、ナイキやアディダスも、NFTやメタバースに取り組んでいる。例えばナイキは、21年11月中旬にサンドボックス系の人気オンラインゲームとの連携を発表。独自の「ナイキランド」を開設し、アバターに新製品の試着や着せ替えをさせることを可能にした。
ナイキは関連する商標の申請や、バーチャルマテリアルデザイナーの求人も行っている。
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NFTとは
「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。
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また、アディダスは21年12月に人気NFTシリーズ「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」とコラボしたNFT製品もリリースした。
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