元中国3大取引所のBTCCが業務再開へ|独自トークンの発行も検討か

取引業務再開、ポイントシステムも
取引を一時停止していたBTCCは取引所の業務を再開しました。それに加え、新規ユーザーのID認証登録と取引活動を行うことで報酬がもらえる「ポイントシステム」を導入するようです。最近勢いが増しているCoinBeneなどが開始した配当還元型の取引所トークンのサービスに類似しています。

取引業務再開、ポイントシステムも

中国最古の歴史を持つ仮想通貨取引所の一つ、香港の仮想通貨企業BTCCが、2017年9月以来に一時中断していた取引所の業務を再開した模様です。

現段階では、ドル建てのBTC、BCH、ETH、LTCの取引、ビット建てのBCH、ETH、LTCの交換が行えます。

BTCCはBTC、BCH、ETH、LTCの4つの通貨以外にも、多くのERC20トークンを上場させる予定です。

また、今回の再開を機に、BTCCは新規ユーザーのID認証登録と取引活動を行うことで報酬がもらえる「ポイントシステム」を導入するようです。

現時点では、発行日や発行量といった詳細は不確かですが、報酬ポイントはBTCCの独自のトークンに交換可能で、取引所でも使用可能です。

BTCCの新たな報酬システムは、最近流行している「配当還元型の取引所トークン」というマネタイズ方法を採用した、新しい仮想通貨取引所(CoinBeneやFCoin)に類似しています。

配当還元型の取引所トークンとは

配当還元型の取引所トークンとは、既述の通り仮想通貨取引所における新しい収益モデルであり、仮想通貨取引において手数料を徴収する既存の取引所とは違い、以下のような、3つの特徴を持っている。

・仮想通貨取引所が、独自通貨を発行している

・取引所で行われた取引の手数料または収益の内全額、または一部を独自通貨で還元している

・独自通貨の保有量に応じて配当が貰える、または貰えるようになる

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

また、Coindeskによると、BTCCは今から3ヵ月間取引手数料無料であるため、配当還元というよりも、無料配布のようなものであるとしています。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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