Facebook社が初の”ブロックチェーンディレクター”を任命|仮想通貨・ブロックチェーンへの肯定姿勢を強める
- Facebook社がブロックチェーンディレクターを任命
- Facebook社のシニアエンジニアが、同社で初となるブロックチェーン・ディレクターに任命された。同社は、仮想通貨広告の全面禁止を緩和するなど、仮想通貨やブロックチェーンに関する好意的な姿勢を見せている。
- Facebookと仮想通貨・ブロックチェーン
- これまでにも、同社と仮想通貨・ブロックチェーンに関する報道が多くなされてきました。CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が仮想通貨に関して好意的な言及を行ったことや、仮想通貨の広告禁止の規制緩和など、同社の仮想通貨・ブロックチェーンに対する姿勢がより好意的な方へ傾き始めていることが窺えます。
Facebook社がブロックチェーンディレクターを任命
米IT企業の雄であるFacebook社が、ブロックチェーン開発に向け動き出したようです。
今年5月に報じられたように、Facebook社はブロックチェーン技術開発へ本格的に参入することを発表しており、これまでに様々なITプロジェクトで実績を重ねてきたエンジニアやディレクターを集めて精鋭のチームを結成しています。
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Facebook社のシニアエンジニアを務めるEvan Cheng氏が同社で初めての”ブロックチェーン・ディレクター(director of engineering, blockchain)”に任命されたとTechCrunchが報道しました。
同氏のツイッターでは、度々ブロックチェーン・仮想通貨に関するツイートがなされており、すでにZilliqaやChainLinkといったブロックチェーンプロジェクトのアドバイザーを務めているとのことです。
また、同氏のLinkedInのプロフィールを参照すると、彼はブロックチェーン部門のディレクターに任命される以前の3年間は、Facebook社でプログラミング言語に関するエンジニアディレクターを務め、Facebook社に入社する以前はApple社に10年間勤務していた経歴をもっています。
Facebookと仮想通貨・ブロックチェーン
これまでにも、Facebook社と仮想通貨・ブロックチェーンを巡る、報道が多くなされてきました。
同社は今年1月に、当時乱立していたICOの勧誘を促す広告を全面禁止することを発表し、仮想通貨に対して消極的であるとの見方が強まりました。
しかし、同社のCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏が仮想通貨に関して言及し、同社の抱える問題(ヘイトスピーチや誤情報の拡散)への対処法として、仮想通貨・ブロックチェーンを利用したソリューションが有効であると発言しました。
また、6月には仮想通貨広告の全面禁止を緩和し、一部の広告を再び許可することを発表するなど、同社の仮想通貨・ブロックチェーンに関する姿勢が次第に好意的な方へ傾き始めていることが窺えます。
中央集権型サービスの欠点を補う解決策として、従来のIT企業の多くがブロックチェーン技術に注目しており、Facebook社もその例外ではありません。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します