はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トレンドリサーチ、2100億円相当のイーサリアム損切り完了か 担保清算圧力背景に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

大量のETHをバイナンスに送金

デジタル資産トレジャリー企業(DAT)のトレンドリサーチは、大量のイーサリアム(ETH)を取引所に送金した。保有量を大幅に削減し、未払い債務の返済に充当するとみられる。

同社は1日時点で、Aaveラップド・イーサリアムの形で約65万1,170ETHを保有していた。この残高は6日までに約24万7,080ETHまで減少し、1週間足らずで約40万ETH以上を暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスに送金している。

さらにその後8日までに、トレンドリサーチは残りのほとんども送金完了。合計で651,757ETH(約2,100億円相当)をバイナンスに送って、売却した可能性がある。オンチェーン分析企業Lookonchainは、全体で最大約7.5億ドル(約1,200億円)の損失になったと推測した。

イーサリアムは先週の1週間で約30%下落しており、担保の関連で売却の必要性が高まっていたとみられる。

Lookonchainによると、トレンドリサーチは1,698ドルから1,562ドルの間で複数の清算水準に直面していた。イーサリアム価格がさらに下落すると、レンディングプラットフォーム上で自動担保売却が行われる可能性があった。

トレンドリサーチは、昨年10月にトランプ関税ショックにより市場が下落する中、イーサリアムの積極的な買い増しを開始していた。非公開企業であるため、ほとんどのトレジャリー企業トラッカーには掲載されていないものの、昨年12月時点で世界最大のETH保有者にランクインしていたこともある。

関連:ヴィタリック、イーサリアムの発展のために69億円相当のETHを拠出へ

デジタル資産トレジャリー企業(DAT)とは

ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を企業の財務資産の一部として扱い、その保管・運用・リスク管理を行う専門企業のこと。投資家にとっては仮想通貨への間接的な投資手段となる。

長期的な強気姿勢維持を表明

今回の売却に関わらず、トレンドリサーチの立ち上げメンバーであるジャック・イー氏は長期的には強気の姿勢を示しており、タイミングを見て再び購入するとしている。イー氏は次のようにXに投稿した。

市場サイクルは依然として有効であることを認識している。米国株式市場の好調やDAT/ETF(上場投資信託)の登場という新たな局面に入っていても、仮想通貨市場におけるコンセンサスは崩れていない。加えて、この市場は操作されやすい側面もある。

しかし逆に、仮想通貨市場が弱気相場に突入した今こそ、ポジションを築く絶好の機会でもある。

「次の強気相場の機会について楽観的な見方を維持している」とも続けた。今後は、リスクをコントロールしながら買いを待つつもりだとも述べている。

現在、特にビットコイン半減期に伴う仮想通貨市場の4年サイクル論について、コミュニティでは議論が分かれているところだ。ETFやDATなどを通じた機関投資家の役割拡大などを背景に、過去の市場とは違うと指摘する意見もある。

イー氏は、4年で強気相場と弱気相場を繰り返すサイクルが依然として有効だとの見方を表した格好だ。

一方、代表的なイーサリアム・トレジャリー企業であるビットマインは、含み損にも関わらず、今月に入ってからも下落相場でイーサリアム買い増しを行っている。

関連:トム・リー、ビットマイン保有のイーサリアムの巨額含み損に関する批判に反論

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/10 日曜日
09:30
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETHのグラムステルダム集中作業やソラナとグーグルのAI決済発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース|ビットコインの量子脅威対策や5年以内100万ドル到達の強気予測に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインの量子コンピュータ対策、VanEckのマシュー・シーゲル氏によるビットコイン価格の強気予測、ホワイトハウスによるクラリティー法案の成立目標設定に関する記事が関心を集めた。
05/09 土曜日
13:15
トランプ・メディア1〜3月期決算、仮想通貨下落などで大幅損失 キャッシュフローは黒字維持
トランプ・メディアが2026年1~3月期決算を発表。仮想通貨などの含み損が響き大幅な純損失を計上。一方、金融資産は前年比3倍に拡大し営業キャッシュフローは黒字だ。
11:00
ジーキャッシュ、量子コンピュータ耐性ロードマップを公表 クロスチェーン流入も好調
プライバシー仮想通貨ジーキャッシュの開発企業CEOは、量子回復性ウォレットを1か月以内に展開し、18か月以内に完全なポスト量子化を目指すと表明した。
10:20
米上院銀行委員会、クラリティー法案を5月14日にマークアップ予定
米上院銀行・住宅・都市問題委員会が5月14日の正式会合で注目の「クラリティー法」のマークアップを実施する予定だ。利回り条項は妥協済みだが、トランプ一族の仮想通貨利益をめぐる倫理条項が新たな焦点に浮上した。
08:10
コインベース、サービス障害発生後に取引再開
仮想通貨取引所コインベースは、サービス障害が発生したと発表。その後、主要な問題は完全に解決したと説明しており、停止していた取引サービスを再開している。
07:55
アプトス、機関取引・AIエージェント向け基盤に78億円超を投入
アプトス財団とアプトス・ラボが8日、機関投資家向け取引と自律AIエージェントの2分野に特化した5000万ドル超のエコシステム投資を公表。自社プロダクト、研究、プロトコル基盤、戦略ファンドに資金を配分する。
07:10
IRENがエヌビディアと戦略的提携、最大5GW規模の次世代AIインフラ構築へ
仮想通貨マイニング大手のIRENがエヌビディアとの戦略的提携を発表。最大5GWのAIインフラ構築を目指し、エヌビディアは約21億ドルの出資権利を取得した。バーンスタインのアナリストは、GPU供給の確保とAIデータセンターへの転換を高く評価している。
06:35
テラウルフ、HPC事業がBTCマイニング売上を初逆転
ビットコインマイニング企業テラウルフが8日に2026年第1四半期決算を公表。2100万ドルのHPCリース収益が1300万ドルのデジタル資産収益を上回り、AI向けデータセンター事業への転換が業績面で初めて鮮明となった。
06:05
Arbitrum DAO、凍結済みの111億円相当イーサリアム放出を承認 
アービトラムDAOは、Kelp DAOの不正流出被害を補償するため、凍結されていた約30765ETH(111億円相当)の放出を承認した。DeFi United主導の救済策が前進する一方、北朝鮮に関連する米裁判所の差し押さえ命令が資金移動の障壁となっている。
05:45
米SEC委員長、オンチェーン金融に「規制の道筋」明示
SECポール・アトキンス委員長が5月8日のSCSP AI+ Expo講演で、オンチェーン市場に対する4つの規制方針を提示。取引所定義、ブローカー・ディーラー定義、清算機関定義、暗号資産ボールトに関するルールメイキングへの意欲を示した。
05:00
ウォーレン米議員、メタのステーブルコイン統合を追及 
ウォーレン米上院議員が5月6日付でメタのザッカーバーグCEOに書簡を送付。USDC連携など同社のステーブルコイン統合計画について「透明性の欠如は深く憂慮すべき」と批判し、5月20日までの回答を要求した。
05/08 金曜日
17:47
韓国、2027年1月から仮想通貨課税を開始へ 税務当局が方針を正式確認
韓国財政経済部が2027年1月からの仮想通貨課税を初めて公式確認。年間約27万円の利益に22%課税、対象投資家は約1,326万人の見込み。
14:30
国際通貨基金、AIによるサイバー攻撃の高度化に警鐘 「マクロ金融ショック」リスク指摘
IMFは、AIの進化がサイバー攻撃を強化しており、金融システム全体の安定性を脅かすリスクが高まっていると警告した。さらに、今日の金融システムは高度に接続された共通のデジタル基盤を持つため、サイバー攻撃が「マクロ金融ショック」に発展する可能性も指摘した。
13:45
米クラリティー法案、来週にも上院銀行委でマークアップか コインベース政策担当者が予想
米仮想通貨取引所コインベースのカラ・カルバート氏が仮想通貨市場構造法案「クラリティー法案」が来週にも上院銀行委員会でマークアップを迎える可能性があると予想。ホワイトハウスは7月4日成立を目標と立てた。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧